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プレスリーの一人娘が54歳で死去 ゴールデングローブ賞で「エルヴィス」主演男優賞受賞の快挙2日後(1/2 ページ)

授賞式では元気だったのに……。

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 20世紀のアメリカ音楽を代表するシンガー、エルヴィス・プレスリーの一人娘で歌手のリサ・マリー・プレスリーが1月12日(現地時間)、緊急搬送された先の病院で亡くなりました。54歳でした。10日に開催された第80回ゴールデングローブ賞で、父の生涯を描いた映画「エルヴィス」主演のオースティン・バトラーが主演男優賞を受賞してから、2日後の出来事でした。

プレスリーの娘が54歳で死去
リサ・マリーが病院へ搬送されたことを報せていた母プリシラ(画像はプリシラ・プレスリーのInstagramから)

 母プリシラ(エルヴィスの元妻)のInstagramアカウントには同日、リサ・マリーとの2ショットが投稿され「私の愛娘リサ・マリーが病院に搬送されました。彼女は今、最高の治療を受けているところです。どうか彼女と私たち家族に祈りを。私たちは世界中からの祈りを感じており、そして今この時はプライバシーを守ってくださるようにお願いします。プリシラ・プレスリー」とコメントが添えられていました。

 プリシラのInstagram投稿へは、リサ・マリーの回復を祈るコメントが多数寄せられていましたが、のちに訃報が発表されると「心からお悔やみを申し上げます。どんな母親も子どもを失うようなことがあってはなりません。愛と祈りをあなたとあなたの家族へ送ります」など、プリシラの悲しみに寄り添うようなものに変わっています。

オースティン・バトラーとプレスリーの家族ら
リサ・マリーとプリシラ、「エルヴィス」主演オースティンら(画像はリサ・マリーのInstagramから)

 リサ・マリーはプリシラとともにゴールデングローブ賞授賞式に出席したのち、カルフォルニア州の自宅で心停止により緊急搬送されたとのこと。授賞式では主演男優賞を受賞したオースティンのスピーチでも名前が出ていたリサ・マリー。2日後の訃報を誰も予想できないような元気な様子を見せてくれており、これが公の場での最後の姿となりました。

 オースティンによる演技はもともと評価が高かったものの、主演男優賞受賞は少々驚きでもあった映画「エルヴィス」。アカデミー賞前哨戦ともいわれるゴールデングローブでの快挙により一気に賞レースへ躍り出た格好となりました。また、主演のオースティンもこれまでは知る人ぞ知る期待の若手俳優という立ち位置でしたが、同作の高評価と大きな賞獲得で誰もが知るスターへの道を急速に駆けのぼることに。彼が急激に変わる自身の立場に対応できるよう、監督のバズ・ラーマンは同様の経験があるレオナルド・ディカプリオの助けを求めたことをねとらぼの来日インタビューで明かしています(関連記事)。

 映画の方はまさに“ノリに乗ってきた”という状態であった矢先、この衝撃的な訃報によりプレスリーの一家は予想たちもしなかったつらい時期を迎えることになってしまいました。

エルヴィス・プレスリーの娘が54歳で死去
父エルヴィスと幼いころのリサ・マリー(画像はリサ・マリーのInstagramから)

 9歳で父エルヴィスと死別したリサ・マリーは不安定な思春期を過ごしたのち、ダニー・キーオ、マイケル・ジャクソン、ニコラス・ケイジ、マイケル・ロックウッドと4度の結婚と離婚を経験。また、2020年には最初の結婚で授かった息子のベンジャミン・キーオが27歳の若さで拳銃自殺をするという悲しみを通り抜けてきました。リサ・マリーの子どもはほかに長女で米俳優のライリー・キーオと、4度目の結婚で授かったまだ14歳の双子の姉妹ハーパー・ヴィヴィアン・アン・ロックウッドとフィンリー・アーロン・ラブ・ロックウッドがいます。

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