多くの地域で花粉が大量飛散するなか、あるお店に貼られた“花粉症の店員がいる”ことを伝える張り紙が「共感しかない」「応援したくなる」とTwitterで話題です。印刷後に修正された部分が切なくもじわじわくる……。
話題になっているのは、日本の地ビールを数多く取り扱う、京都市の山岡酒店の張り紙です。もともとは「花粉症の店員がいます」だった文章に上から黒色のマーカーを引き、「花粉症の店員しかいません」と修正。スタッフがもれなく花粉症であることを伝えています。な、なんということだ……。
張り紙には「声のかすれ、鼻声等の症状がありますがご理解ください。同士の皆さん 共に乗り切りましょう」と前向きなメッセージも添えられています。同じく花粉症のTwitterユーザーからは「最後の一文に、全花粉症の私が涙目です」「同じ花粉症ゆえ気持ちがすごくわかる。頑張ってほしい!」の声や、「なんか、、勇気湧いてくる」「うちの職場にも貼って欲しい」などの声も寄せられ、記事執筆時点で約2万4000件のリツイートと約8万件の“いいね”を集めています。
山岡酒店の“中の人”によると、この張り紙はコロナ禍で「お客様に要らぬご心配をお掛けせずに済むように」と、2021年から貼り始めたものとのこと。ニュースで見かけた同様の張り紙を参考に作り、2023年も「観光客のかたもお立ち寄りになるという場所柄と、取り扱う商品が少々特殊なものであるため、初めてお越しのお客様も少なくありません」といった理由から、張り紙を掲示することにしたそうです。
文言を修正したのは、花粉症ではない母親が引退し、現在は夫婦2人で仲良く花粉症に煩わされながら店を切り盛りしていることを、遊び心を交えながらも反映させたもの。今回の反響には「どちらさまのコメントも、花粉症の私たちをいたわり、激励のお言葉をくださるかたばかりで、世の人情の厚さを感じますととともに、ありがたく存じ上げます」と感謝を伝えています。
画像提供:山岡酒店(@yamaokasakeya)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「カップルの別れ話はご遠慮ください」ドン・キホーテの貼り紙が「なにがあったんや」と話題に 運営元に事情を聞いた
不穏な雰囲気ただよう貼り紙。 - 花粉症でクシャミと鼻水が止まらない男性に、「うるさいよ」「周りに配慮して」と上司が注意したら……
花粉症なめんな! - 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
懐が深すぎ……! - 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく
三度見くらいしてしまいそう。 - “アイドルのライブに行くためお休みします”飲食店の張り紙が話題 店主「許してもらえるかな」→「全然いい」「楽しんできて」の声援
全力で応援したい。