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「花粉症の店員“しかいません”」 お店に貼られた花粉症の張り紙が「共感しかない」「応援したくなる」と話題に(1/2 ページ)

今年は(も)本当につらい……。

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 多くの地域で花粉が大量飛散するなか、あるお店に貼られた“花粉症の店員がいる”ことを伝える張り紙が「共感しかない」「応援したくなる」とTwitterで話題です。印刷後に修正された部分が切なくもじわじわくる……。

花粉症 店員 張り紙 お店 花粉症の店員“しかいません”

 話題になっているのは、日本の地ビールを数多く取り扱う、京都市の山岡酒店の張り紙です。もともとは「花粉症の店員がいます」だった文章に上から黒色のマーカーを引き、「花粉症の店員しかいません」と修正。スタッフがもれなく花粉症であることを伝えています。な、なんということだ……。

花粉症 店員 張り紙 お店 以前の張り紙では「花粉症の店員“がいます”」でした
花粉症 店員 張り紙 お店 一度消してから
花粉症 店員 張り紙 お店 スタッフの花粉症率100%へ

 張り紙には「声のかすれ、鼻声等の症状がありますがご理解ください。同士の皆さん 共に乗り切りましょう」と前向きなメッセージも添えられています。同じく花粉症のTwitterユーザーからは「最後の一文に、全花粉症の私が涙目です」「同じ花粉症ゆえ気持ちがすごくわかる。頑張ってほしい!」の声や、「なんか、、勇気湧いてくる」「うちの職場にも貼って欲しい」などの声も寄せられ、記事執筆時点で約2万4000件のリツイートと約8万件の“いいね”を集めています。

 山岡酒店の“中の人”によると、この張り紙はコロナ禍で「お客様に要らぬご心配をお掛けせずに済むように」と、2021年から貼り始めたものとのこと。ニュースで見かけた同様の張り紙を参考に作り、2023年も「観光客のかたもお立ち寄りになるという場所柄と、取り扱う商品が少々特殊なものであるため、初めてお越しのお客様も少なくありません」といった理由から、張り紙を掲示することにしたそうです。

 

 文言を修正したのは、花粉症ではない母親が引退し、現在は夫婦2人で仲良く花粉症に煩わされながら店を切り盛りしていることを、遊び心を交えながらも反映させたもの。今回の反響には「どちらさまのコメントも、花粉症の私たちをいたわり、激励のお言葉をくださるかたばかりで、世の人情の厚さを感じますととともに、ありがたく存じ上げます」と感謝を伝えています。

画像提供:山岡酒店(@yamaokasakeya)さん

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