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マックの平成バーガー、CMに反響も「違和感ある」の声も 制作の意図は? なぜ今平成? 背景を聞いた(1/2 ページ)

CMの内容に対し“流行した時期が違うものが混在しているため違和感”などの声が一部上がっていました。

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 5月31日から期間限定販売中のマクドナルドの「平成バーガー」。俳優の池田エライザさんを起用し、“平成シーン”を再現したCMは大きな反響を呼びました。しかし一部では、このCMに違和感を覚えるとの声もみられます。ねとらぼ編集部ではこのような声に対する意見や、制作の意図などについて日本マクドナルドに取材しました。

マクドナルド マック 平成バーガー チョベリグ
「平成バーガー」期間限定販売中

 「平成バーガー」は、平成に販売していた「たまごダブル」「焙煎ごま えびフィレオ」「ジューシーチキンブラックペッパー」の復活商品(関連記事)。5月30日から放送開始されたテレビCMでは、平成を代表する浜崎あゆみさんの名曲「Boys & Girls」にのせ、当時を象徴するギャルやアイドル、アーティストなど6人を池田さんが演じています。

マクドナルド マック 平成バーガー チョベリグ
池田さんはCMの中で6人を演じています

 平成を彷彿(ほうふつ)とさせるシーンやアイテム、「チョベリグ」「バリ3」などの流行語が次々と登場する同CMに、ネット上ではさまざまな反応が寄せられました。

 Twitterでは、「めっちゃ平成時のCMっぽい」「画面の比率がアナログ放送になっててチョベリグ」など評価される一方で、「チョベリグが流行ったのは95年で、Boys & Girlsがリリースされたのは99年なので、ちょっとズレてるのにどうしても違和感」「若干時間のズレがあるのモヤる」などの声もみられました。ねとらぼ編集部ではこのCMの当初の制作意図や、今のタイミングで平成に注目した理由などについて広報担当者に話を聞きました。


――なぜ今、平成バーガーなのでしょうか。「平成」というワードに目をつけ、「平成バーガー」とした理由を聞かせてください

マクドナルド令和も5年になり、平成を振り返ったりと一つの懐かしい時代になりつつあります。そんな平成に誕生したマクドナルドの人気のバーガーの味わいと合わせて、その時代を思い出して懐かしんでいただいたり、知らない方には逆に「そのような時代があったんだ」「こんなバーガーがあったんだ」とさまざまな視点で楽しんでいただけたりしたら、との思いから「平成バーガー」として展開させていただいています。

――復活メニューのラインアップはどのような基準で選定したのでしょうか

マクドナルド平成時代に発売してご好評をいただき、現在も復活を期待されるお声の多い人気の3商品を復活販売いたしました。

――広島県と山口県一部店舗では販売されていませんが、その理由を教えてください

マクドナルド同エリアでは、平成バーガーとは異なる新商品を試験的に販売するため、お取り扱いがございません。平成バーガーを楽しみにしてくださっているお客様には、誠に申し訳ございません。
 広島県および山口県岩国市では、エリア限定のメニューをご提供いたいますので、こちらの商品をお楽しみいただけますと幸いです。

――CMや広告の制作意図などについて聞かせてください。また、CMや広告に違和感(流行した時期が異なるものが混在している)を覚えるという声もありますが、そのような声についてはどう思われますか

マクドナルド平成時代の象徴的なシーンを15秒、30秒といった限られた時間の中で、分かりやすいイメージとして表現させていただきました。
 「こんなファッションや言葉が流行っていたよね」「懐かしいね」などさまざまな会話を楽しみながら、3つの復活バーガーをお楽しみいただければと思います。


 反響の一部で、否定的な声も見られた平成バーガーのCM。広報担当者はCMへの意見について直接触れることはありませんでしたが、違和感は「限られた時間で平成を分かりやすく表現する」ことの限界が1つの要因だったと考えられます。

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