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ライブ中の痴漢対策、打首獄門同好会が提案し称賛集まる ヤバTのライブ中の痴漢被害受け 「もうライブ止めちゃっても良い」(1/2 ページ)

「お守り代わりに保存しておいて!」

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 ライブ中の痴漢被害に対して、打首獄門同好会が提案した対策への支持が集まっている。「ライブ中に痴漢にあったら もうライブ止めちゃっても良いので 助けを求めてください」と、抑止につながってくれればという思いもこめて、自身のXアカウントで投稿した。

ライブ中の痴漢対策
画像:PIXTA

 3人組バンド「ヤバイTシャツ屋さん」のボーカル、こやまたくやさんが1月14日、自身のXアカウントに「ライブ中に痴漢被害に遭った方がいた。ライブを中断させたくなくて、その場で声をあげられなかったようで申し訳ない」と投稿したことが発端。

 こやまさんは「そんな事をする奴が、ライブハウスに、自分たちのツアーに、来ていた事が悲しいし受け入れ難い事」「実際に居たのだからもう許せません。そんな奴は絶対にもうライブハウスに来る資格がありません」と怒りをあらわに。「当たり前の事ですが痴漢は犯罪です。『ライブハウス出禁』とかそういうレベルじゃないです。犯罪です。見つけ次第警察に通報します」とつづっている。

 痴漢が1人でもいると、不安になるし、心からライブが楽しめないとこやまさん。「『ライブハウスは自由な場所』と散々言ってきたが、自由を履き違えないで欲しい。ルールとマナーとモラルの上に成り立っている自由です。普通に考えて痴漢がいいわけない。暴力も駄目。暴言も駄目だよ」と訴えた。

 こやまさんは痴漢被害に対して、演奏中であろうとMC中であろうとスタッフや周囲の人に気にせず「声をあげて」ほしいと訴えている。また声をあげられない人がいることも念頭に、周囲が目を光らせて代わりに声をあげてほしいと呼び掛けている。

 この投稿を踏まえて打首獄門同好会のXが同日に、「『ライブを止めてしまったら申し訳ない』とか、ひとっつも考えなくて良い」としつつも、ライブ中は爆音だったり周囲が手を挙げている状況もあり、伝えづらいのではないかと推測。「スマホを上に揚げる」を提唱した。

 原則ライブは撮影禁止で、頭上にスマホの画面が見えることは通常ありえない。そのためスマホの画面が目に入りやすく周囲から注目される。「まず手段はどうあれ、助けを求められる人の目を引いてください」と提案した。ただこの方法は撮影可能なライブでは通用しない可能性もあり、あくまでも打首獄門同好会のライブでは有効とした。

 ちなみに打首獄門同好会のライブでは常に撮影用のハンディカメラ2台と、ステージ中央で360度カメラを設置しており、「公演中、どの位置にどんな顔の人がいて、どのように移動してどの人と会話していたか」を大概追えるとのこと。普段そんな使い方はしないとしつつも、「人物の特定や行動パターンの割り出しには十分有効かと思われます」と、もし捜査目的の照会依頼があった場合には、「迅速にこれに対応する所存です。繰り返しますが、全力を惜しみません」と警告している。

 打首獄門同好会のアイデアに、こやまさんも反応。「『何かあったらスマホを掲げる』というアイデア、賢い…。簡易的だけど画像を作ったので、お守り代わりに保存しておいて!」と赤地に黄色の文字で「SOS」と書かれたあからさまに異常事態とわかる画像を投稿。アーティストの素早い反応に「何かしら助けになるといいですね」「これはいいアイデア」「使えるかも! 使いたくないけど」「ライブハウス以外でも使える」とさっそく保存したという声が広がった。

ライブ中の痴漢対策
スマホを掲げて

 「『曲が減ってしまったら申し訳ない』とか、考えなくて良いです。対処後に減らさずやります。『テンション下がってしまったら申し訳ない』とか、考えなくて良いです。対処後にブチ上げます。大丈夫です、気を遣って我慢する必要は何もありません。こちらも音楽を届けるために半生を費やしている身です。会場にいるあなたは届けるべき人です。邪な目的でそれを阻害する存在はこちらにとっても人生の敵です。あなたを守ることに全力を惜しみません」(打首獄門同好会)

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