昭和36年に発行された婦人雑誌の付録を使って服を作った結果……　約60年後の令和によみがえった完成形に「不思議な魅力」「魔法使いサリーみたい」（1/2 ページ）

服作りを楽しむ姿にこちらも笑顔になります。

　昭和36年（1961年）発行の婦人雑誌の付録から洋服を作る動画がYouTubeで公開されました。レトロなデザインに「めちゃ可愛い」「とても素敵」などのコメントが寄せられ、記事執筆時点で5万7000再生を突破しています。

約60年前の服を再現！

　投稿者は、2021年4月にミシンを購入し、さまざまな本を参考に服を作っているYouTubeチャンネル「そーいんぐ実況わかこ」のわかこさん。今回は1961年に発行された雑誌『主婦の友』に掲載された「若奥さまの外出用ワンピース（半袖）」を長袖に書きかえて制作します。

表紙に「夏の新型スタイル集」と書かれた『主婦の友』

ミシンで生地を縫っていく様子

型紙は以前に使ったものをアレンジして新しく作っています

　チョイスした生地は、いろいろな色の羊たちが描かれたコットン生地。わかこさんはカラフルな生地が好きで、見つけるとつい買ってしまうのだとか。また同時に大好きな動物柄ということも相まって、「服にしたらかわいいだろうなぁ」と大事にとっておいたというエピソードも披露します。

袖口に見返しを付ける工程

華麗な手さばきにも注目

　まずは生地にダーツ（折り目や縫い目のこと）を入れて布に立体感を出し、次に前と後ろをつなげてウエストより上側を制作。横向きの柄合わせもバッチリです！　次に襟を付け、袖口に見返しを付けて、カフスを付けて……と、丁寧な服作りの過程を見ることができます。

　タックの折り目を付けてからワンピースの上と下をつなげる工程などで少し失敗してやり直すシーンもありますが、笑いながら自分でツッコミを入れつつ、やり方を変えます。服作りの大変さと楽しさの両方が伝わってくる……！

上と下をつなげるときが一番大変そうです

完成したデザインは……

　そして完成したワンピースを着たわかこさんは、「魔法使いみたいになった（笑）」と言いながらカメラの前で披露。レトロなデザインながら、かわいらしい羊の柄がポップな印象で、すっきりとしたシルエットが爽やかですてきです。洋裁歴約2年半で、このクオリティーの洋服が作れちゃうのがすごい。

完成！

かわいい！

ウキウキで踊りも披露しちゃいます

　なお、わかこさんが想定していたより派手めになったようですが、コメント欄では「今回のワンピースも可愛い」「生地の段階では少し派手だと思いましたが、仕上がってみるとそんなことはなく、おしゃれで自然に着こなせていますね！」「形がすごくキレイ」「70年前半て感じでオシャレ」など称賛の声がたくさん寄せられています。