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「漫画村」元運営者、17億円超の賠償金捻出する策を実行へ 開示請求書類の山示し「誹謗中傷してきた奴全員訴える」(1/2 ページ)

誹謗中傷投稿者からの和解金を充てる考え。

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 漫画海賊版サイト「漫画村」を運営し、海外で逮捕され3年間服役した元運営者の星野路実さんが6月7日にXを更新。2024年4月の東京地裁判決で命じられた約17億円の賠償金支払いについて、自らを誹謗(ひぼう)中傷してきた人物たちを訴えその和解金を充てることを、開示請求の書類の山とともに報告しました。

誹謗中傷してきた奴全員訴えて1人30万円和解金取ります

 星野さんは、漫画村の賠償金17億円払うために誹謗中傷してきた奴全員訴えて1人30万円和解金取ります」と賠償金のねん出方法を説明。「最初の500人分が用意出来たので弁護士に委託しました」として、高く積み上がった開示請求の書類と自身を映した写真を投稿しました。

 現在は誹謗(ひぼう)中傷投稿をした発信者の情報開示請求を行う段階で、もくろみ通りに和解金が得られるかは今後の話ですが、星野さんは「今でも毎日されてるから時間かければ回収できる」と見立てを明かしており、投稿には「新たな取り組みすぎる」「発想が天才的すぎ」など意外な方法を評価するコメントが多くつけられています。


社会問題になったサイト「漫画村」(現在は閉鎖済み、モザイク処理は編集部によるもの、関連記事

 漫画村を巡っては、2022年にKADOKAWA、集英社、小学館の3社が著作権を侵害されたとして約19億2900万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴。2024年4月に、東京地裁は星野さんに約17億3000万円の支払いを命じていました。

 この判決直後、星野さんは「個人的には納得できない。全く反省はしていない」などと話していましたが、4月末には、そうした姿勢にネットで2万件を越える誹謗(ひぼう)中傷が寄せられたとし、それらを提訴し和解金を得ることで全額返済するというしたたかな戦術を明かしていました。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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