「外泊経験が豊富な人なら分かる」としてX(Twitter)に投稿されたホテルの部屋の写真に、“なるほど”と共感する声が寄せられ、記事執筆時点で850万回以上表示され、5万3000件のいいねを集めています。
ちょっとした便利さの積み重ねがありがたい
投稿したのは旅行好きのオリジナルキャラ・白丸あすかのXアカウント「しろまる最北日記」(@Asuka_Shiromaru)さん。「外泊経験が豊富な人なら分かるこのホテルの素晴らしさ」として投稿したのは、ホテルのベッド周りやバスルームの水栓の写真です。
まず、ベッドのヘッドボード付近ではメガネやスマホを乗せやすそうなトレーと、光が照らす位置を調整できるライトが目に付きます。
トレーの下にはコンセントが2口とUSB電源コネクタ、そして夜に点けたままでもまぶしくないよう、低い位置に設置されたフットライトがあります。
ここで注目したいのがUSB電源コネクタです。USBケーブルだけあれば充電アダプターがなくても充電することが可能で、海外からの宿泊客もスマホの充電のために日本の規格にあった差込プラグを用意する必要がありません。
バスルームの水栓については、水温を高くする方向と低くする方向が示されているだけでなく、目安として「40度」の表記があり、最初はそこに設定されているので使いやすくなっています。
ほとんどの人は何も考えずにそのままお湯を出すだけですぐ使えるので、あとは好みに応じて微調整すればいいでしょう。こういうちょっとした便利さの積み重ねって旅先だとありがたく感じるんだよなぁ……。
「枕元が充実」「これは助かりますねぇ」
こうしたかゆいところに手が届くような工夫に、「こういうコンセントとか周りが機能的なのはビジホに多いイメージ。少しいい宿よりビジホ最高ってなる」「わかる。枕元が充実してるだけでちょっと嬉しくなる」「枕元にコンセントは非常に大事です。無駄に延長コードを持参しなくて済みますから」「『一人旅なら狭くて十分だからWifiとかコンセントとかの気が利いてる方が良い』ってのはあるわね」「延長ケーブルを持って行ってる勢ですが、これは助かりますねぇ」「お風呂のシャワーが40度設定出来るのは地味だけどうれしいです」などの反応が寄せられています。
話題となったホテルにお話を聞きました
投稿者さんが泊まったコンフォートホテル苫小牧は、ねとらぼ編集部の取材に対し次のように回答してくれました。
――こういうタイプの部屋は多いのでしょうか?
コンフォートホテル苫小牧 全国70ホテル以上のコンフォートホテルでは一部ホテルを除き、全客室のヘッドボード付近にコンセントやUSBを設置しています。
――ベッドサイドのコンセントの位置やシャワーの水温調節をこのような形にした理由は?
コンフォートホテル苫小牧 ブランドコンセプト「Color your Journey. 旅に、実りを。」に基づき、お客さまが、思い思いの時をきままに過ごせる空間、お客さまの旅が、より実り多いものになるように、一人ひとりの時間を彩りあるものにしたいという考えのもと、商品開発をおこなっております。
ベッド周りの多機能化も、その一つです。旅にインターネット検索は密接なものと考えています。「睡眠中にスマホを充電したい」「眠る直前までスマホを操作したい」というお客さまのニーズを具現化しています。また、USB機能の追加は、訪日外国人観光客のニーズに対応しています。
――反響についてコメントをお願いします
コンフォートホテル苫小牧 多くのお客さまに反響いただいたこと、非常に感謝しております。これからもお客さまからいただいた声をもとに、お客さまが快適に、そしてお客さまの旅がより実り多いものになるよう、商品開発を行っていきたいと考えています。
画像提供:しろまる最北日記(@Asuka_Shiromaru)さん
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