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アメリカのドナルド・トランプ前大統領が演説中に銃撃された事件を受け、インターネット上で銃撃事件の写真を無断使用したとみられるTシャツが多数販売されています。
星条旗をバックに血を流したトランプ前大統領のTシャツ
銃撃事件は現地時間7月13日、ペンシルベニア州の選挙集会での演説中に発生しました。トランプ前大統領は右耳を負傷したものの命に別状はなく、現地時間15日には右耳にガーゼを付けてウィスコンシン州の共和党全国大会に出席しています。
インターネット上で販売されているTシャツは、星条旗をバックに血を流したトランプ前大統領が拳を突き上げている写真を使用。AP通信社のチーフフォトグラファーであるエヴァン・ヴッチさんが撮影したもので、銃撃事件直後からSNS上などで大きな注目を集めていました。
Tシャツは多数の販売元やインターネットサイトより、約23ドル(約3650円)や約19ドル(約3000円)といった価格で販売されています。銃撃事件からわずか数時間での“グッズ”化を巡っては、そのスピード感に驚く声のみならず、著作権などの観点から疑問視する声も上がっています。
銃撃事件で1人が死亡、2人が負傷
米ニューヨーク・タイムズなどの報道によると、現場で射殺されたトーマス・マシュー・クルックス容疑者は18歳で共和党員として有権者登録していますが、FBIの捜査では強い政治的思想を示すSNS上での投稿などは確認できていないといいます。
米CNNなどの報道によると、銃撃事件により、観客としてその場にいた消防士のコリー・コンペラトーレさんが死亡。同州在住の男性2人が負傷しましたが、容体は安定しているということです。
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