ガラスの靴を武器に暴れ狂うシンデレラって何だよ！　映画「シン・デレラ」が公開決定

「プー　あくまのくまさん」の製作総指揮を務めたスチュアート・オルソンも参加しているのでそういう作品だと分かる。

　誰もが知る世界的童話をホラー調にしたR15映画「シン・デレラ」が、2024年10月25日から新宿ピカデリーほかで全国公開決定。予告映像などが一挙公開されました。ガラスの靴を武器に暴れ狂うシンデレラって何だよ！

俺たちの知るシンデレラどこいった

　「Cinderella’s Curse」として2024年に公開された同作は、グリム兄弟やシャルル・ペローの「シンデレラ」をベースに、ある出来事をきっかけに冷酷非道な処刑人へと変貌し魔法の力で殺戮の限りを尽くしていくシンデレラを描いた物語。

　魔法使いに「舞踏会で王子様と踊りたい」と願うあたりは物語が踏襲されていますが、王子には暴言とともに顔に唾を吐き捨てられるだけでなく、辱めの限りを尽くされるシンデレラ。殺意の波動に目覚め、王子や継母、義理の姉たちを次々と血祭りにあげていく内容ですが、ガラスの靴を履かせようとどでかいハサミで足の指を切り落とそうとするなど、グリム兄弟の童話で描かれた内容に忠実な部分もある作品となっています。

　同作のスタッフには「プー　あくまのくまさん」の製作総指揮を務めたスチュアート・オルソンの名も。パブリックドメインとなった作品を新たな解釈で映像化する動きは「プー　あくまのくまさん」でも見られましたが、同様のアプローチでシンデレラを扱ったのが同作といえます。なお、2024年には「Cinderella's Revenge」という同種の作品も公開されています。