カラオケチェーン「カラオケ館」公式アプリ（iOS版）のリリースノート（更新内容）が、一見意味のないものに見えるとX（Twitter）で話題になっています。運営元にも意図を尋ねてみました。
「数字を増やすだけの更新」
話題の発端となったのは、Xユーザー・ngethoma（@ngethoma）さんが「カラオケ館公式アプリは数字を増やすだけの更新をおこなっている」というコメントとともに投稿した、App Storeのスクリーンショットです。
2024年8月21日配信の最新版「カラオケ館公式アプリ」（バージョン10.21.0）の更新内容には、以下のように記載されています。
バージョン番号を更新しました。
新機能が追加されたわけでも、不具合が解消されたわけでもなさそうな、たった一文のシンプルな更新内容。そのシュールさ（？）に共感した人も多いようで、ngethomaさんの投稿には「これ好きすぎて笑ってる」「声出して笑った」などの反響が寄せられ、2万6000件を超えるいいねが集まっています。どうしてこうなった……。
運営元「バージョン番号の更新のみです」
カラオケ館の運営元であるB&Vに聞いたところ、iOS版の更新内容は「バージョン番号の更新のみです」と回答。本当にバージョン番号を更新しただけでした。
ただし同社は「カラオケ館公式アプリ」のiOS版とAndroid版をそれぞれ提供しており、今回のアップデートについては「AndroidとiOSでアプリのバージョン番号をそろえるため、iOS版はバージョン番号のみの更新をおこなっております」と説明しています。
なお、Android版のアプリでは、iOS版と同一のバージョン番号で「Android 14対応」のアップデートが配信されています。
iOS版の更新内容のみでは一見意味のないものと思われましたが、実際にはOSをまたいでアプリのバージョン管理を行うために必要なものだったんですね。
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