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書籍の原稿を作者に無断で“改変”→長期間放置…… KADOKAWA謝罪「行ってはならないこと」(1/2 ページ)

「再発防止に努めて参ります」と説明。

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 KADOKAWAは、同社が販売した書籍において、作者に無断で内容を改変していたものがあったとして謝罪しました。

KADOKAWA KADOKAWAが書籍の無断改変で謝罪(出典:PIXTA

著者から指摘で発覚

 対象書籍はボーイズラブ小説レーベル「角川ルビー文庫」から2022年11月に発売された『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』(傘路さか)。

KADOKAWA 『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』(Amazon.co.jpより)

 著者から「原稿から改変されている箇所がある」と指摘され、編集部が調査したところ、三校時に印刷会社から指摘のあった内容確認に関して、著者の確認をせず、編集部の判断で変更を行った箇所があったと説明。また、そのことを著者に報告せず、長い期間放置していたことが判明したとしています。

KADOKAWA 無断改変があった箇所(KADOKAWAの発表より)

 同社は「この事態を大変重く受けとめ、傘路先生に謝罪を申し上げたうえ、著者のご意向に沿い、本書籍を著者の意向を反映した文章に修正した上で再版を行い、電子書籍においても修正を行いました」と説明。

 今回の事態については「本件につきましては、 傘路さか先生、並びに読者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます」「原稿の無断改変は、 決して行ってはならないことであり、弊社は深く反省するとともに、著者へのチェックの徹底、 編集者の指導、 教育を再確認し、二度とこのようなことを起こさぬよう、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

 なお、再販前の商品が手元にある場合は、内容を修正した良品との交換を受け付けるとし、KADOKAWA カスタマーサポート(対応は2025年1月6日から)まで連絡してほしいとしています。

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