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「100万円ほしい人はRT」「1億円をばらまきます」――Twitterなどで、こうしたあやしい文言を含むツイートが拡散されているのを見かけたことはあるでしょうか。
3月4日放送のNHK「クローズアップ現代+」では、SNSの「現金プレゼント企画」をエサにした特殊詐欺の手口と、アカウント売買の実態について特集が組まれました。「フォローしただけで“カモリスト”に入る」という危険な犯罪の裏側について、視聴者の感想とともに見ていきましょう。
<AIを用いて番組の関連ツイートを解析したところ、97.9%が「ネガティブ」なツイートに分類された>
「当選しました」→「送金するので手数料をチャージして」
この日の番組のテーマは「“アカウント売買”~気づかぬうちに個人情報が売りさばかれる~」。過去に何度か特集されている「ネット広告の闇」シリーズの最新回に当たります。
番組が取材した高校3年生のかんなさん(仮名)は、Twitterの現金プレゼント企画に応募して、逆にお金をだましとられた被害者の1人。応募条件である「Twitterでのフォロー&リツイート」をしたところ、「当選したので送金するためのアプリをインストールしてほしい」「アプリの画面を写真に撮って送って」「手数料として3万円をチャージして」など次々と指示を受け、結果的にチャージしたお金を一瞬で引き出され持ち逃げされてしまいました。
かんなさんをだました詐欺アカウント「ダーウィン社長」は当時10万人を超える人がフォローしており、Twitter社がアカウントを凍結しても名前を変えて繰り返し復活しています。
ネット上では複数の詐欺アカウントの画像を添えて、「ダーウィン社長多すぎやろ」「凍結したって、また簡単にアカウント作れるジャン」などの感想が見られました。
「フォローするだけならタダ、ノーリスク」は大間違い
番組の視聴者からは「高校生でもこんな簡単な罠にだまされるなんて信じられない」「こんなにうまい話があるわけないのに……」などの感想も散見されましたが、なぜこうした手口に引っかかってしまう人が出てくるのでしょうか。
NHKネットワーク報道部の田隈佑紀記者は、「(応募する人には)フォローするだけならタダ、リスクはないんじゃないか、という意識がある」と言います。
現金プレゼント企画が増えた背景としては、ZOZOの前社長である前澤友作氏のお年玉企画が一つのきっかけだとし、「最近は企業でもPR企画で新商品のプレゼントなどを行っている。そういう手法が身の回りにあふれている」ことが、応募のハードルを下げていると説明しました。
作家の石井光太さんは、「昔と違って、ネットの世界だとフォロワーの数だけで信頼関係ができてしまう」「みんなが詐欺にあうわけじゃないけど、生活に困っている人は客観的に考えることができない。どうしてもそこにすがりついてしまう」と、ネットの特殊な信頼性と甘言によって犯罪に巻き込まれてしまう可能性を指摘しています。
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