史上最年少のタイトルホルダーとなった藤井聡太二冠の大活躍をはじめ、昨年もさまざまなドラマが起こったプロ将棋界。今回は、昨年1年間(2020年1月1日~12月31日)の「獲得賞金・対局料ランキング」上位の棋士たちを見てみましょう。
なお、これはあくまでも「対局で稼いだ収入」のみの合計であり、講演や出版、指導対局、スポンサー収入など、プロ棋士たちの収入源は多岐に渡ります。この「獲得賞金ランキング」で上位にランクインすることは、まさにトーナメントプロとしての実力の証明と言えるでしょう。
出典:2020年獲得賞金・対局料ベスト10(日本将棋連盟)
藤井聡太二冠は4554万円の4位
17歳での「棋聖」獲得、その直後に「王位」を奪取し、それまでの七段から一気に序列上位に躍り出た藤井聡太二冠。2020年の獲得賞金額は4554万円で、順位は4位でした。同じく棋界を代表する存在である羽生善治九段は、2491万円で6位となっています。
第3位:永瀬拓矢
第3位は永瀬拓矢王座。獲得額は4621万円です。2020年は叡王のタイトルこそ失いましたが、久保利明九段を挑戦者に迎えた王座戦ではしっかりと防衛。タイトル戦の挑戦者決定戦という大舞台で、藤井二冠と連続でぶつかったことも話題となりました。「将棋は努力がすべて」と公言してはばからない勝負の鬼です。
第2位:渡辺明
第2位は渡辺明三冠(名人・棋王・王将)。獲得額は8043万円です。2017年度のまさかのA級陥落から、翌年のB級1組を全勝してのA級復帰、さらにA級でも全勝を続け、その勢いのままに名人獲得――ここ数年はまさに鬼神のごとき強さを見せている渡辺三冠。現在は棋王と王将の防衛をかけたタイトル戦の真っ只中です。
第1位:豊島将之
そして昨年に引き続き第1位に輝いたのは、豊島将之二冠(竜王・叡王)。獲得額は1億645万円です。2020年は名人位を渡辺明に奪われましたが、永瀬拓矢との叡王戦では持将棋(引き分け)2回を含む「まさかの九番勝負」の末に叡王位を奪取。再び二冠となり、羽生九段との竜王戦も危なげなく防衛。変わらず棋界のトップを走り続けています。
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