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ユーザーのハードルはむしろ上がっている?

「dカード払いで違約金0円」にしたドコモ

 最後に新料金プランを発表したNTTドコモも、基本的にはauと同様で、2年縛り「あり」と「なし」の両方を用意。違約金は1000円、割引額の差は170円として、「なし」のプランが大幅値下げとなりました。

 ただし、利用料金の支払いに 「dカード」「dカード GOLD」 を使えば、その170円を割り引いて、「2年縛りあり」と同じ料金で利用できます。つまり、dカードで支払えば、実質的に「違約金0円」となるわけです。「2年縛りはあるが、選ぶ理由がなくなった」というところでしょうか。

 こうした対応についてTwitter上では、 「顧客縛りがされてる」「露骨で大概な規制逃れ」 「キャリア各社あの手この手で面白い」 などの意見が見られました。

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「長く使うから安くして」は通用せず

 キャリア各社の発表をまとめると、各社とも総務省の勧告に従う形で、「2年縛りの廃止」あるいは「2年縛りなしのプランの大幅値下げ」を行いました。これにより、ユーザーが他社への契約変更を行いやすくなったことは確かでしょう。

 その一方で、この方針変更は「長く使っているから/長く使うつもりだから」「その分、安くして」がほとんど通用しなくなることを意味します。

 「第4のキャリア」として10月から市場に参入してくる楽天モバイルや、 しのぎを削って格安SIMを提供するMVNOなど、従来と比べてはるかに選択肢が増えた通信キャリア。その時々で自分に最もマッチしたキャリアやプランを選ぶために、ユーザー側のハードルはむしろ上がっていると言えるかもしれません。

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調査概要

調査期間2019年8月31日~9月27日
調査対象Twitter
調査件数1万2805(10% サンプリング)
調査キーワード 2年縛り
調査方法対象期間のTweetを「Social Insight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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