まず、筆者が注目したのはハンバーグの入ったお皿。牛乳が使われているホワイトソースがハンバーグを覆い、パセリのトッピングがかけられているのが目に入りました。目の前に姿を現しただけでも、赤みを帯びたデミグラスソースのハンバーグとは別物と判断できます。
スプーンでソースをすくってみると、とろりとしたクリーム状であるのが感じ取れました。ソースには刻んだマッシュルームが含まれているのも確認できます。
ホワイトソースがまんべんなくかかっている部分を選び、ハンバーグを切り分けて口に運びます。口の中に入れた瞬間、ホワイトソースから醸し出される香りと甘みが広がってきました。“エストラゴン”と呼ばれるハーブを用いることによって甘い香りを演出しつつ、牛乳の持つまろやかさが口の中で旨味を広げています。適度な塩加減でしょっぱさを感じにくくなっており、甘みとのバランスも取れている印象です。
ハンバーグ本体は箸で簡単に切り分けられるほどの柔らかさ。口の中で噛んでいるとその柔らかさがよりわかりやすく伝わってきて、あふれてくる肉汁がホワイトソースのまろやかさと馴染みます。
また、事前にプレスリリースなどでチェックしていた“味変”にもチャレンジ。「松屋社員のおすすめテイスト」と題して、テーブル卓に置かれているしょうゆ、ポン酢などの調味料を使い、ホワイトソースハンバーグを別の楽しみ方で味わうのを公式に推奨しています。
筆者は広告にも書かれていた、しょうゆ・ポン酢の2種類を使ってホワイトソースハンバーグを味変してみました。しょうゆでは塩加減が強めとなり、ポン酢ではさっぱり感が高まります。
塩加減を足したりさっぱり感を加えたりすることで、飽きることなく味わいを楽しめるのも、ホワイトソースハンバーグで注目すべきポイントです。
まとめ
ホワイトソースハンバーグ定食を実際に食べてみて、想像以上にまろやかなソースで食べやすさを感じられました。
ホワイトソースはグラタンに使われたり、白身魚や鶏肉にかけたりするなど多彩な用途があります。今回のメニューから、ハンバーグにホワイトソースを使ってもおいしく味わえると認識できて、新たな知見を得ました。
また、ハンバーグ本体を進化させているのも、今回発売された新メニューのおいしさにつながっているかもしれません。柔らかくて食べやすいだけではなく、カロリー・脂質のカット、食物繊維が含まれている量を増やしたことで、健康志向の人でも選びやすいよう配慮されているのは注目すべきポイントです。
近年、フードロス問題が騒がれているタイミングで、牛乳をハンバーグのソースへ有効活用している松屋。“挑戦”の詰まったホワイトソースハンバーグ定食は店舗でもテイクアウトでも味わえます。ぜひ、松屋のお店に足を運んで、牛乳が引き立てるまろやかな味わいを楽しんでみてください。
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