事業を通して社会課題解決に取り組むLIFULL（ライフル）が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S（ライフルホームズ）」は、計画されながらも実現されていない鉄道路線「未成線」の関西人気No.1を決める「実現してほしかった未成線ランキング（関西編）」の結果を発表しました。調査は、2023年7月11日～7月13日にかけて、京都府・大阪府・兵庫県在住の20代～60代男女1100人を対象に、インターネット調査にて実施されています。

　工事に着手したものの諸事情で頓挫したものや、構想のみで実現せず終わった「未成線」も数多くあります。そんななか、「実現してほしかった」と期待が大きかったのは、どの未成線だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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調査概要

（出典元：LIFULL HOME’S「実現してほしかった未成線ランキング（関西編）」）

第2位：箕面有馬電気軌道（現：阪急電鉄）有馬線

　第2位は「箕面有馬電気軌道（現：阪急電鉄）有馬線」でした。

　箕面有馬電気軌道（阪急電鉄の前身）が計画していた、宝塚と有馬間を結ぶ路線です。有馬には日本三古泉にも数えられている「有馬温泉」があります。大阪から有馬温泉へは、三宮などを経由すれば電車でもアクセスできますが、この路線が実現していれば、大阪から直通で有馬温泉にアクセスできていたことになります。

　アンケートには「有馬温泉は近いが、なかなか行きにくい」「宝塚方面からも行けると便利で需要がありそう」といった声も寄せられていたように、実現が期待されていた路線のひとつでした。

第1位：関空リニア構想

　第1位は「関空リニア構想」でした。

　大阪市の中心部と関西国際空港をリニアモーターカーで結ぶ構想。関西国際空港の競争力を高めるため、大阪の中心部からのアクセスの大幅改善を目的に立案されました。実現すれば、大阪中心部から関西国際空港まで約10分でアクセスできるとされていました。

　アンケートには「空港の利用が遥かに便利になる」「海外から訪日した方に日本の技術をアピールできる」といった声が寄せられていました。

　関西国際空港へのアクセス改善を含めた、「なにわ筋線」の計画が進んだため、構想は実現せず。ちなみに「なにわ筋線」は2031年春開業予定となっています。

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