【麒麟がくる 第15話】本木さんの怪演に再注目! 斎藤親子の間に地割れ「大河ドラマ『麒麟がくる』」ネット上の反応は?

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 「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

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「麒麟がくる」第15話(4月26日放送)のあらすじ

 道三(本木雅弘)は仏門に入り、ついに高政(伊藤英明)が家督を継ぎ、美濃の守護代の座を得る。そんなある日、道三の正妻の子・孫四郎(長谷川 純)が帰蝶(川口春奈)の命を受け、光秀(長谷川博己)を訪ねてくる。高政はいずれ信長(染谷将太)と敵対し、国を間違った方向に進めると皆が心配しているので、どうにか高政に退いてもらう道を探りたい、明智家にその先陣を切ってもらえないかと、孫四郎は光秀に懇願する。

 光秀が高政のもとを訪ねると、帰蝶に会いに行き孫四郎との妙なやりとりをやめさせてこいと言われる。さらに信長との盟約を見直すことや、信長と敵対する織田彦五郎(梅垣義明)との関係をほのめかす高政を、光秀は不安に思う。  (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」(C) NHK
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「麒麟がくる」第15話のネット上での評価

感情分析の結果

 ネット上での「麒麟がくる」第15話の評価は、「ポジティブ」が 74.8%となりました。ショッキングな内容にともない、ネガティブと分類されるワードが多めになりました。

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第15話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの道三が激高するシーン

 第15週で最も盛り上がったのは、20時40分ごろの道三が高政に対する怒りをぶちまけるシーンです。道三の次男・孫四郎、三男の喜平次(犬飼直紀)は、長男である高政が床に伏していることを知り、見舞いに行きました。しかし、そこには、2人の命を仕留めるための刺客が待ち構えていたのです。道三は、2人の変わり果てた姿を目の当たりにし、報復を誓います。手と顔に遺体の血が付着した状態で怒る姿は、まるで、仁王像のようなたたずまいでした。

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帰蝶の巧妙な戦略に感服!

 視聴者の間で人気が高まっている帰蝶は、第15話でも大活躍しました。戦国武将の妻として才能を発揮し、「勝ち目のない孫四郎さんに肩入れしたのは、どう考えても信長様が尾張で地盤固めする為の時間稼ぎにしか見えなくて、帰蝶様すげぇ…となっている」「帰蝶さまの先走り具合。松平広忠の首を速攻で取りに行った信長にそっくり。この2人あらゆる意味で似合いの夫婦だなと思いました」などの感想が寄せられています。

 後半、団子を食しながら叔父・織田信光(木下ほうか)と会話するシーン。帰蝶の笑みは、マムシの道三を彷彿とさせました。歴史好きの人々は、演出1つ1つに着目し、「『碁をお打ちに行けばよい』イコール『彦(五)郎を討ちに行けばよい』なんだろうね。それで、串に刺さった五つの団子は東海地方ではポピュラーなんだけど『先頭の団子イコール首』を意味するんだな、この場合。(信光叔父上も帰蝶さんも一番上しか食べていない)」と分析しています。素晴らしい演技と演出で織田彦五郎の暗殺計画を表現し、その緊張感で視聴者をドキドキさせたようです。

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道三の子ども達の分裂が如実に!

 帰蝶の命で明智庄を訪れた孫四郎は、光秀や光安(西村まさひこ)の前で高政を非難しました。孫四郎を演じる長谷川さんが底意地の悪い表情と口調をたくみに使い、道三の子ども達の間に生じた亀裂を描き出しています。「孫四郎の物言いは、どことなく高慢なところがある。道三の寵愛を受けていたために、そのようなところがあったとも言われている」「『孫四郎をたきつけているのは、尾張の帰蝶』小見の方の子と深芳野の子、正室と側室の子同士の対立が」などのコメントが見られました。

 また、孫四郎と喜平次が、高政の指示によって暗殺されるシーンでは、茶の間に衝撃が走りました。「孫四郎と喜平次、この兄弟の死をここまで明確に惨めたらしく描写するこの大河ドラマ。まさしく戦国である」「とどめを刺された時の孫四郎の足の動きが生々しくてヤバイ」と大きな反響を呼んでいます。

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伊藤さんの演技に驚き!

 晴れて守護代の役職についた高政でしたが、いつか孫四郎や喜平次に自分の座を奪われるのではないかと恐れていました。憎悪の矛先は、道三だけでなく、孫四郎たちにも向けられるようになりました。高政を演じる伊藤さんの演技は、「この孫四郎を見る高政の冷たい目。深い憎悪を言葉なくとも伝える。伊藤英明氏には、高政が乗り移ったようにも思える」と絶賛されています。

 特に、孫四郎たちを暗殺した後、国衆に演説するシーンでは、鬼気迫る形相が際立っていました。「戦国時代あるあるの骨肉の争いが遂に美濃にまで。高政の愚行が恐ろしい」「高政による『孫四郎・喜平次の二人は弟ではなく道三の子。自分は土岐頼芸の子』という宣言は、孫四郎の同腹の帰蝶に対する絶縁宣言みたいなものだよな」などの感想が投稿されています。多くの視聴者が戦国乱世のまがまがしさにゾッとしたのではないでしょうか。

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まとめ

 仏門に入った道三は、高政に新しい世を作ってほしいと願っていました。その願いもむなしく、高政は美濃の分裂につながりかねない戦を始めようとしていました。美濃での内紛が深刻化する中、尾張では帰蝶と信長が見事な連係プレーによって、清州城を攻略していたのでした。

今回紹介した「大河ドラマ麒麟がくる 第15話『道三、わが父に非(あら)ず』」はAmazonプライム・ビデオのNHKオンデマンドで視聴できます。

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次回は……

 高政と道三が敵対する最中、光秀は信長と帰蝶に対面し、戦の回避方法を模索しようとします。帰蝶は、光秀を快く思っておらず、冷たくあしらいます。それは、孫四郎たちの暗殺が原因でした。「なぜ光秀は孫四郎に手を差し伸べてくれなかったのか」という疑念にとらわれていたのです。光秀は如何なる策で窮地を脱するのでしょうか。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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