Twitter新機能テストで“クソリプ防止機能”がトレンド入り、ネットでは「マジで欲しい」「デマやパクツイの判断基準が減る」など意見が割れる
5月21日、Twitterは公式ブログにて「誰が自分のツイートに返信し、会話に参加できるのかを選択できるテスト」を行っていると発表しました。
国内では、このテストで実装された機能が、いわゆるクソリプを防止する機能として役立つのではないかと話題になり、「クソリプ防止機能」がTwitterトレンド入りしました。実際にどのような反応があったのかを見ていきましょう。
ネットではややポジティブ寄りの反応
SNS分析ツールで「クソリプ防止機能」を解析した結果、ポジティブな反応が61.9%、ネガティブな反応が38.1%と分類されました。
Twitter公式ブログで発表された5月21日に大きく盛り上がり、11時ごろにトレンド入り。ピークとなる12時台には1500件を超えるツイートが投稿されました。
どんな機能なのか?
今回発表された機能では、ツイートの前に「すべてのアカウント(デフォルト)」「フォローしているアカウント」「指定したアカウント」の中から、返信可能なアカウントの種類を指定することができるようになっています。ただし、返信できないアカウントでもツイートを見たり、リツイートしたり、引用リツイートしたりといった機能は使用可能とのこと。
しかし現在、この機能は一部の限られたアカウントでしか利用できません。機能としてはまだテスト中の段階であるため、本実装されるのかも明確ではないので注意しましょう。
“クソリプ防止機能”として喜ぶ声
ポジティブに分類されたツイートでは「嬉しい」や「面白い」といった関連語として頻出していました。実際に該当するツイートを見てみると、この機能がテスト実装されたことにより、一部のTwitterユーザーから喜びの声があがっているのを確認できました。
特に、今回発表された機能を“クソリプ防止機能”として喜ぶユーザーが多く「クソリプ機能はマジで欲しい」や「クソリプ防止機能、面白いな」といった声が見られました。
デマやパクツイの抑制を懸念する声
一方で、この機能に対して不安の声も広がっています。
「クソリプ防止機能めっちゃええやん! と思う反面、デマが流れてきたとき第三者のリプライが無いとそれがデマかどうか判断する基準がひとつ減るってのがちょっと困るな」や「クソリプ防止機能、パクツイかどうかの判断付かなくなりそうだから、あんまりよくない気がする。リプ欄でパクツイかどうか判断していたし」など、特にデマであったりパクツイかどうかを判断するのが難しくなってしまうのではと懸念する声が多いようです。
また、クソリプをTwitterの文化として楽しんでいるユーザーもおり、「Twitterってそもそも第三者が勝手にツッコミ入れたりして話が発展するのが面白いのに、『クソリプ防止機能』とか言って制限かけたら、クローズドコミュニティ化するやん」といった意見も見られました。
調査概要
調査期間 | 2020年5月21日 |
---|---|
調査対象 | |
調査件数 | 3609 件(10%サンプリング) |
調査キーワード | クソリプ防止機能 |
調査方法 | 対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析 |
備考 | 実数に近づけるため件数を100%に補正 |
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