「県庁所在地」が答えられない都道府県はどこ?【人気投票実施中】
日本の47都道府県には、都道府県名と県庁所在地名が一致しているところもあれば、異なるところもあります。都道府県名を聞いても、県庁所在地がパッと思い浮かばないこともあるでしょう。
そこで今回は、「県庁所在地が答えられない都道府県は?」というテーマでアンケートを実施します。県庁所在地が思い浮かびにくいと感じる都道府県に投票してください。まずは、3つの地域について県庁所在地をおさらいしてみましょう。
群馬県
群馬県の県庁所在地は前橋市です。2024年5月1日時点での人口は高崎市が県内トップの約37万人で、前橋市は2位の約33万人。新幹線も前橋ではなく高崎を通っていることなどから、「群馬の県庁所在地は高崎である」と間違われることもあるようです。
ライバルとして語られることも多い前橋市と高崎市。明治の廃藩置県直後は高崎城下に県庁が置かれましたが、その後の紆余曲折を経て、1881年(明治14年)に前橋が正式な県庁所在地に決定したそうです。
東京都
「東京都の都庁所在地はどこ?」と聞かれて、答えに詰まってしまう人は少なくないのではないでしょうか。都庁が建っているのは新宿区ですが、「都庁がある=県庁所在地?」と混乱することもあるでしょう。
地方自治法では、都道府県庁の所在地は条例で決めるよう定められており、東京都の条例で「東京都新宿区西新宿二丁目」となっています。正確には、東京都の県庁(都庁)所在地は「新宿区」ということになりますが、「東京都の県庁所在地は『東京』である」という認識も多く見られます。これは学校などで使う地図で都庁所在地を「東京」としているのが要因ではないかといわれています。新宿区が市町村ではなく特別区であることから、地図上では23区全体を「東京」として表記する傾向があるそうです。
島根県
山陰2県の西側にあたる島根県。東側の鳥取県とともに「どこにあるか分からない」と言われてしまいがちな島根の県庁所在地は「松江市」です。鳥取県と異なり、島根県は県名と県庁所在地名が一致していません。
松江市内にある松江城は国宝に指定されているほか、効能豊富とされる「松江しんじ湖温泉」も所在。縁結びの神様として人気の出雲大社(出雲市)とあわせて、観光に訪れる人も多いのではないでしょうか。
「県庁所在地」が答えられない都道府県は?
改めて思い返してみると、意外と答えられない県庁所在地もあるのでは? 投票の際にはぜひ、それぞれの市や県庁所在地のイメージなどについてもコメントをお寄せ下さい。たくさんの投票とコメントをお待ちしています!
参考
- 前橋vs高崎の歴史!100年以上続くライバル関係の発端(まっぷるトラベルガイド)
- 群馬県統計情報提供システム – 移動人口調査
- 東京都の県庁(都庁)所在地について(東京都政策企画局)
- 「どこにあるか分からない」県から、大好きな人がいる県に(VIRIDIS)
- どこにあるかいつも分からなくなる都道府県ランキングで島根県が第1位に! (旅のコミュニティ)
- 国宝 松江城
- 日本一の縁結びの聖地 出雲大社 参拝方法と周辺のおすすめスポット情報(しまね観光ナビ)