2016年をもって解散したジャニーズグループ・SMAPのメンバーは、音楽番組やバラエティ番組だけでなく、ドラマや映画でも活躍してきました。解散後も舞台やテレビでそれぞれの個性が生きた演技を見せてくれていますよね。

　ねとらぼ調査隊では、6月16日から6月29日まで「SMAPのメンバーで演技がうまいと思う人は誰？」というテーマでアンケートを実施しました。投票総数1万超えとなったアンケート、さっそく結果を見ていきましょう。

第6位：森且行

　第6位は、森且行さん。得票数は49票でした。

　SMAPとしての活動期間は短かった森且行さんですが、SMAPとしてCDデビューする前にドラマ「ツヨシしっかりしなさい」で主役を務めた経歴の持ち主です。このほか、風間トオルさん主演の「ママのベッドへいらっしゃい」では、プレイボーイのチャラい医大生を演じるなど、さまざまなドラマや映画で活躍していました。

第5位：香取慎吾

　第5位は、香取慎吾さん。得票数は500票でした。

　香取慎吾さんは、「西遊記」の孫悟空や「こち亀」の両さんといったコミカルな役から、殺人犯やギャンブル依存症の男といった影を背負う人物まで、幅広い役を演じてきました。「おっはー」の流行語を生み出した慎吾ママも、演じた人物のひとりといえるかもしれませんね。「明るく元気」というイメージがありますが、ドラマ「薔薇のない花屋」で見せたような抑えめの演技にも定評があります。

　コメント欄では、「香取慎吾さんの『ドク』や『未成年』のデクの演技には、本当に驚かされました」「『凪待ち』の慎吾くんには、こんな演技もできるのかと、度肝を抜かれた」との声があがっていました。

第4位：木村拓哉

　第4位は、木村拓哉さん。得票数は744票でした。

　パイロットにピアニスト、警察学校の教官や総理大臣など、どんな役を演じてもカッコよく決まっているのが木村拓哉さん。どんな役を演じても存在感があり、ついつい見入ってしまうような魅力にあふれています。これまで主演したドラマには、「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」といった驚異的な視聴率をたたき出した作品も多数。2021年9月には映画「マスカレード・ナイト」が公開予定です。

　コメント欄では、「あすなろ白書の時の木村くんはとても良かったと思います」「キムタクの芝居を観ていると現実とは違う世界に入り込める」との声が寄せられていました。

第3位：稲垣吾郎

　第3位は、稲垣吾郎さん。得票数は880票でした。

　稲垣吾郎さんの雰囲気と演技は、個性豊かな役柄にも負けない存在感を発揮しています。明智小五郎と金田一耕助というまったく異なる雰囲気を持つ2人の名探偵を演じた数少ない俳優の一人であり、映画「十三人の刺客」で暴君・松平斉韶を演じた際には、複数の映画賞を受賞しています。また、稲垣さんは舞台でも活躍しており、「サンソン ―ルイ16世の首を刎ねた男―」では主演のシャルル＝アンリ・サンソン役として、6月27日の千秋楽を迎えました。

　コメント欄では、「まとう空気感が好き。どこか浮世離れした存在感で冷酷非道な役から、市井の人、ラブストーリーまで、自己主張の激しい演技ではないのに、その人物が特別な存在に感じ、それぞれの世界で説得力がある」「ストーリーや共演者の邪魔をしない演技。自然で好きです」といったコメントが寄せられていました。

第2位：中居正広

　第2位は、中居正広さん。得票数は2048票でした。

　バラエティ番組の司会などで明るく場を盛り上げるなど、お茶目な印象のある中居正広さん。一方ドラマなどではシリアスな役どころも見事に演じるため、多くの番組で主演を務めてきました。ねとらぼ調査隊の行った「『中居正広』出演ドラマ人気ランキング」でも上位となった「ATARU」ではサヴァン症候群の青年・チョコザイ役を、「白い影」では重い病気を抱えた医師・直江庸介役を好演しています。

　コメント欄では、「どんな役柄でも、その役柄になりきり中居くんにしかできないはまり役が多いと思います」「私達の想像や期待を遥かに超えてくる。チョコザイくんのようなかわいらしさは、中居くんにしか出来ないと思いました」「『孤独感』と『儚さ』を目線と後ろ姿で表現できる中居正広さんは凄い」「何故か心惹かれるのは中居くんの演技だな。本人は芝居に対して苦手意識があるようだが、役の幅も広いし結構カメレオン俳優だと思う」との声があがっていました。

第1位：草彅剛

　第1位は、草彅剛さん。得票数は5796票でした。

　自然体の演技が魅力的な草彅剛さん。2020年公開の映画「ミッドナイトスワン」では、身体の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの凪沙役を演じ、第63回ブルーリボン賞主演男優賞、第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など、数々の映画賞を受賞しました。また、現在放送中の大河ドラマ「青天を衝け」では、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜役として出演中。静かさと威厳を併せ持ったつかみどころのない役柄を見事に演じ、名実ともに実力派俳優としてのキャリアを積み上げています。

　コメント欄では、「何を演じても『草彅剛』を感じない、そのキャラクターになりきるところがすごい」「草彅さんのドラマや映画はその人がこの世に生きているように感じられるのがすごい」など、草彅さんの気配を消して役そのものになりきってしまうところが魅力、との声が多数あがっていました。また、「『ミッドナイトスワン』の草彅さんの演技が素晴らしかったです」「僕の生きる道を見て大感動してファンになった」など、好きな作品をあげる声も寄せられていました。