「米の民間在庫が少ない産地」(対前年同月比)ランキング! 1位は「大阪府(▲68.5%)」【2025年最新データ】

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 私たちの日々の食卓に欠かせない“お米”が今、「令和の米騒動」と呼ぶべき高騰をみせています。

 連日報道される“米”に関する話題。農林水産省が全国のスーパー約1000店舗のPOSデータをまとめた直近のコメ5キロあたりの平均価格は対前年同期比で+99.3%、価格にして2032円増の4077円で、1年で2倍近くの価格となりました。

画像はイメージです(画像:PIXTA

 明らかに高止まりしている小売価格に政府は、「全体として在庫が極端に逼迫(ひっぱく)しているわけではない」としながら、備蓄米の放出など打てる手を進めていますが、実際の米の在庫はどうなっているのでしょうか。

 農林水産省が毎月発表している各産地の米の民間在庫は、年間玄米仕入量500トン以上の出荷段階(全農、JAなどの出荷業者)の在庫量と、年間玄米仕入数量4000トン以上の販売段階(米卸などの販売業者の在庫量)を対象に調査したもの。両方の合計(出荷段階+販売段階)となる数値も合わせて公表しています。

 資料によると、2025年1月時点の米の民間在庫は全国で230万トンでした。これは前月比で24万トン、前年比では44万トンで16.1%減少しています。特に出荷段階での減少幅が大きく、地域別に見ると在庫状況やその推移は異なってはいますが、全国的に米の民間在庫量は前年と比較して減少傾向にあることが分かります。

 米の民間在庫は例年11月〜12月にピークを迎え、夏に向け減っていく傾向がありますが、2023年9月以降は前年比マイナスが続いており、このペースが続けば今夏も低水準の民間在庫量につながりかねません。

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在庫が少なくなっているのはどの産地のお米?

 以下では、農林水産省が公開している資料をもとに、出荷段階と販売段階を合わせた産地別民間在庫の状況(玄米換算、千玄米トン単位)を、民間在庫を持たない東京都を除き対前年同月比のランキング形式でまとめました。「沖縄県」「大阪府」など上位の地域では50%を超える減少幅となっています。前年と比べて、在庫が少なくなっているのはどの産地のお米だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。

(出典:米に関するマンスリーレポート|農林水産省

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