メキシコの水中洞窟に1万年前の人類の痕跡 「見つけた人興奮しただろうなぁ!」「3Dマップすごい」などの声

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 メキシコのユカタン半島にある水中洞窟で、およそ1万年前の人類が生活していた痕跡が発見されたと話題を呼んでいます。

 発見したのは、キンタナロー帯水層系研究所(CINDAQ)で所長を務めるサム・ミーチャム氏ら。洞窟は古代の人々が顔料用の鉱物を採掘していた場所とのことで、採掘用の道具なども残っており、アメリカ最初期の人類の暮らしぶりを知る貴重な手がかりとなるとのことです。

 今回の発見の詳細は、学術誌『Science Advances』に掲載されています。

CINDAQのYouTube公式アカウントより引用
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「水中洞窟」の盛り上がりは?

 7月7日0時から、7月8日14時までのトレンドです。7月7日の夜に複数のwebメディアでニュースが報じられ、大きく盛り上がりました。その後は落ち着きましたが、7月8日の正午に再びwebメディアで取り上げられ、大きな反響を呼びました。

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「神秘を感じる」「貴重な発見」など反響が相次ぐ

 この水中洞窟はサム・ミーチャム氏らが2017年に発見し、調査を実施。これまでに顔料採掘用の道具、人骨や炭を作るための炉床(ろしょう)、洞窟を掘り進むための道具、小さな石塚のようなものが見つかっています。

 先の論文によれば、この採掘場は1万2000年前〜1万年前までの2000年間にわたって使われ、8000〜9000年前に起こった海面上昇で水底へ沈んだと考えられています。

 洞窟が水に沈んだため遺跡の保存状態は良いとのことで、他の採掘現場など、さらなる新発見が期待されています。

 SNSでは「こういうの興奮する!」「神秘を感じる」「これは貴重な発見」など、多くの人がロマンあふれる話題に胸を躍らせています。

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洞窟内3Dマップも公開中「クルクル回すの楽しい」などの声

 また調査チームは、sketchfabで今回の水中洞窟の3Dマップを作成・公開しています。洞窟内が精巧に複製されており、色々な角度から眺められます。

sketchfabより引用

 実際に見た人たちからは、そのクオリティの高さに「3Dモデルすごい……」「すごくわかりやすい」「クルクル回すの楽しい」といった声が聞かれます。

 またCINDAQは、調査の様子を撮影した動画もYouTubeで公開しています。

 動画を視聴した人からは、遺跡の様子に驚く声はもちろん、「この透明度よ……」「海水の透明度、高いのかな」など、水中の透明度に感動する声もたくさん聞かれました。中には「ダイビングVRのワールドをVRChatで公開していただきたい」と、洞窟内を疑似体験でダイビングしてみたい、という人も。

 なお、古代の人々がなぜこの洞窟へ顔料を採掘に来ていたのかなど、当時の詳しい生活様式や文化的な背景は、まだ不明とのこと。今後の調査に期待しましょう。

調査概要

調査期間2020年7月7日〜7月8日
調査対象Twitter
調査件数1009件(10%サンプリング)
調査キーワード水中洞窟
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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