燃料から素材としての利用まで、現代の生活に欠かせない石油。経済的にも政治的にも重要な地下資源として、多くの国がその確保や採掘に重点を置いています。一方で、代替エネルギーの研究が進められていますが、最近の産油国状況はどのようになっているのでしょうか。
今回は、大手石油会社の1つであるBP社が毎年公表しているレポートから、原油生産量の多い国ランキングTOP30を紹介します。上位にはどの国がランクインしているのか、さっそくTOP3から見てみましょう。
(出典:BP‐Statistical Review of World Energy)
第3位:ロシア
第3位はロシアです。1日当たりの原油生産量は1066万7千バレルとなっています(1バレル=約159リットル)。
広大な領土をもつロシアは、世界有数の産油国。ソ連崩壊後の経済を立て直させたのも、石油の輸出がもたらす莫大な利益だったとされています。今もチュメニ州を中心とする西シベリア地域で盛んに採掘されています。
第2位:サウジアラビア
第2位はサウジアラビア。生産量は日量1103万9千バレルで、世界シェアの12.5%を占めています。
産油国というと、多くの人が中東諸国を思い浮かべるでしょう。事実、サウジアラビアは現在でも世界最大級の石油埋蔵量、生産量、輸出量を誇ります。国際原油市場に強い影響力を持っており、輸出総額の約9割、財政収入の約8割を石油に依存しています。
第1位:アメリカ
そして第1位は、アメリカでした。原油生産量は1日あたり1647万6千バレルです。世界シェアでは18.6%となり、さらに上位3カ国を合計すると、世界の4割以上に達する43.2%となります。
アメリカは、2014年にサウジを抜いて以来、首位を独走中。背景には、技術革新によりシェールオイルの採掘・増産が可能になったことが挙げられます。
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