バブル崩壊やリーマン・ショックなどに見舞われた平成の時代には、社会を揺るがすような大型倒産がしばしばありました。今回は帝国データバンクのリリース資料をもとに、そんな平成の大型倒産の負債額ランキングを紹介します。なお対象倒産企業は、2019年4月25日までに判明した分で、負債額は千万単位で四捨五入しています。
第3位:千代田生命保険
第3位は「千代田生命保険」です。負債額は2兆9366億円となっています。1904年に設立された生命保険会社で、戦前は日本生命保険や第一生命保険、明治生命保険(現在の明治安田生命保険)などと並んで5大生命保険会社の1つに数えられるなど、大きく成長しました。
1990年代にはバブル経済の波に乗って不動産融資などを拡大。しかしバブルが崩壊すると、その積極的な事業展開が裏目に出て多額の不良債権を抱えることになりました。そして2000年に経営破綻。その後は紆余曲折を経て、2012年にジブラルタ生命保険に吸収合併され、現在は同社が事業を継承しています。
第2位:リーマン・ブラザーズ証券
第2位は「リーマン・ブラザーズ証券」。アメリカの金融会社リーマン・ブラザーズの日本法人で、負債額は3兆4314億円でした。アメリカ法人は1800年代に誕生した商店を起源とし、当初は綿花取引などを生業としていました。その後、金融業へ転向し、アメリカン・エキスプレスへの身売りなど苦しい時期を経て、業界大手の金融会社へ成長していきます。
その後、ハイリスクハイリターンの住宅ローン商品「サブプライムローン」の証券化に取り組み、業績を拡大していきます。しかし2008年、住宅ローンの焦げつきが深刻化した影響で経営が破綻。この出来事は「リーマン・ショック」と呼ばれ、世界に衝撃を与えました。アメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの負債額は、当時の日本円で約64兆円にものぼりました。
第1位:協栄生命保険
第1位は「協栄生命保険」でした。負債額は4兆5297億円。
1935年に設立された生命保険会社で、自衛隊員などを主な顧客として成長していきました。しかし、その後に経営が悪化。2000年6月にアメリカの大手生命保険会社プルデンシャルのもとで再建を進める予定でしたが、この計画が白紙に。そして同年10月20日、更生特例法の適用申請を決定しました。生命保険会社としては戦後6社目、資産規模としては最大の経営破綻となりました。現在は3位の千代田生命保険と同じく、ジブラルタ生命保険が事業を引き継いでいます。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください。
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