産業革命以降、人類の重要なエネルギー資源であり続けてきた「石炭」。しかし、イギリス政府が2025年までに石炭火力発電をゼロにすることを表明するなど、主要国では「脱石炭」の動きが盛んとなっています。では、そんな石炭の世界における埋蔵量は現在どのようになっているのでしょうか?
今回はイギリスでエネルギー関連事業を展開するBPの「Statistical Review of World Energy(2021 | 70th edition)」をもとに、石炭埋蔵量が多い国TOP20をお送りします。
(出典: BP「Statistical Review of World Energy(2021 | 70th edition)」 )
第3位:オーストラリア(1502億2700万トン)
第3位はオーストラリアでした。
オーストラリアは世界第6位の面積をもつ広大な国家です。そんなオーストラリアで取れる化石燃料に日本は大きく依存しており、石炭は輸入の68.2%をオーストラリアに頼っています。ちなみに、天然ガスも同様で、輸入の37.2%はオーストラリア産です(いずれも2020年度実績)。
第2位:ロシア(1621億6600万トン)
第2位はロシアでした。
ロシアは石炭埋蔵量が世界2位である以外にも、原油の埋蔵量も世界6位。天然ガスにいたっては2020年時点で確認埋蔵量が世界1位となっているほどで、まさに化石燃料大国ともいえる国です。石炭生産は西シベリアが中心で、近年は中国や韓国などアジアへの輸出が増加しています。
第1位:アメリカ(2489億4100万トン)
第1位はアメリカでした。
アメリカは石炭の埋蔵量が世界で断トツに多く、ロシアにも1000億トン近くの差を付けています。また原油では世界9位の埋蔵量を、天然ガスの確認埋蔵量では世界5位(2020年)を誇ります。アパラチア山脈に沿って存在するアパラチア炭田が有名で、アメリカの工業力を支えてきました。
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