古代の人々がヒゲを生やしたのは“聖なるもの”だったから?

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 古くからヒゲは寒さを防ぐため、あるいは戦いのとき肌を守るために生やしていたと考えられています。また多くの文明ではヒゲは“聖なるもの”で、権威を表すと信じられていました。

 例えば古代エジプトでは、『ファラオ(王様)』は衛生面からヒゲを剃っていたそうです。しかし、有名な『ツタンカーメン』にしても、ファラオのアゴには長いヒゲのようなものが生えています。実はこれは『付けヒゲ』で、本物ではないのだそうです。

 古代エジプトでは、付けヒゲは「冥界」…“死後の世界”の神『オシリス』と、エジプトのファラオが同じであることを示す、とても大切なシンボルだと考えられていたそうです。

 ヒゲを剃るときに使うカミソリは遥か昔、紀元前の時代から石を研いで、カミソリの代わりに使っていました。その後は金属の誕生によって、石よりも切れ味がすぐれたカミソリが作られるようになったとされています。

 日本では平安時代中期まで、僧侶以外はヒゲを生やすのが一般的だったそうです。その後、カミソリが広まったこともあって、少しずつヒゲを剃る風習も広まっていったそうです。そんななかでも武士は威厳を示す意味で、ヒゲをたくわえ続けていたそうです。

ツタンカーメンの黄金のマスク(ツタンカーメン-Wikipediaより)

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