特定の分野で仕事を行うスペシャリストである国家公務員専門職。「国税専門官」や「財務専門官」などがそれにあたり、それぞれ別個に行われる高い試験倍率をくぐり抜けて採用されます。
では、そのなかでも特に合格倍率が高く、合格するのが難しいのはどの職種でしょうか? 今回は人事院「公務員白書 令和3年度 年次報告書」をもとに「合格倍率の高い国家公務員(大卒・専門職)ランキング」をお送りします。
※本ランキングは、試験機関が人事院である大学(大学院)卒業程度の専門職と、試験機関が外務省である外務省専門職員(大学卒業程度)を対象とし、その2021年度の国家公務員採用試験において、合格倍率が高かった順に職種を順位化したものです。
第2位:皇宮護衛官(大卒程度試験)(17.7倍)
第2位は「皇宮護衛官」でした。合格倍率は17.7倍です。
「皇宮護衛官」は、警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属し、皇居の警備や皇族の護衛を任務とする職種です。2021年度の申込者数は989人で、合格者数は56人でした(皇宮護衛官 大卒程度試験)。なお女性の割合は申込者の約28%を占めており、合格者に占める女性の割合は約32%でした。
ちなみに「皇宮護衛官」の任務のなかには、皇居や御所の消防も含まれています。そのため、消防訓練を受けているほか、各護衛署には消防車が配置されています。
第1位:航空管制官(20倍)
第1位は「航空管制官」でした。合格倍率は20倍です。
大学(大学院)卒業程度における2021年度の申込者数は男性453人、女性386人となっており、それぞれの合格者数は24人と18人でした。
航空管制官は、航空保安大学校における8カ月の研修を修了した後、北は女満別空港から南は石垣島にいたるまで、全国各地にある空港や航空交通管制部で職務に励むことになります。その職務内容は航空機の安全なフライトを実現するものであり、無線を通じて、パイロットに経路などの指示を行うなどします。
航空管制官は、国際民間航空機関(ICAO)が定める英語能力証明試験に対し、常に一定以上の成績を収める必要があることから、高い英語力と日々の向上心が必要とされる職種でもあります。
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