これで3年続いてます――超シンプルな「リバウンドしにくい食事記録」法:すずまり流“続く”健康管理(1/2 ページ)
30〜40代ともなると、体の無理が利かなくなってきます。徹夜ができなくなった、寝ても寝ても疲れが取れない、以前より気分ややる気にムラが出るようになった――。そんな毎日を改善したいなら、食事管理を始めてみるのがおすすめです。
「体は食べたものでつくられていますから、食べているものを見れば自分が何でできているのかが、よくわかります」
これは伊達友美さんの『「食べる」だけダイエット』に書かれていたお気に入りのフレーズです。この本を読んだのはかれこれ3〜4年前でしょうか。16キロ減という本気のダイエットを終えて、リバウンド対策を考えているときに出会った本です。
確かにそうだ! と衝撃をうけました。言われてみれば当たり前なのですが、「食べる」とは何かを改めて考えさせられるきっかけになりました。
いつ、何をどう食べるのか、すべては自分の選択にかかっています。消費カロリーと摂取カロリーのバランスや栄養が偏れば、結果として太ったり体調が崩れたりするわけです。ダイエットはやせて終わりではありません。その後ずっと続く“維持”からが本当の勝負なのです。
「苦労してせっかくやせたのに、あっさりリバウンドさせてなるものか。これからは何を食べるか、ちゃんと把握していかなくては」そんな思いから私の食事管理が始まりました。
続かない記録……「本当に知りたいこと」を書き出してみた
しかし、なかなかこれという方法には出会えないもの。当初はレコーディングダイエットよろしく手帳に手書きしつつ、カロリー計算もしていたのですが、手間がかかって続きませんでした。というのも、自分の食事の9割が自炊だからです。名前の付けられないようなメニューばかりで、素材から書かないと何を食べたか分かりません。
こんな時代なのだからやはりスマホで管理が便利だと考え、いくつかアプリも使ってみましたが、どうもしっくりきませんでした。データベースを持ちカロリー計算できるものもありますが、外食しない自分にはほとんど当てはまりません。最後は「写真撮っただけで勝手にカロリー計算してくれたらいいのに」と思っていました。悩んでいるうちに、撮影した写真はスマホのアルバムの中に埋もれていきました。
あるとき、そもそもそこまでカロリーにナーバスになる必要があるだろうか、と思えてきました。毎食お腹がぱんぱんになるまで食べていたら、そもそもその行為が問題ですが、基本的に腹八分目の食事なら、大幅にカロリーオーバーすることはないのではないか。病気で医者から厳しく言われている場合を除き、神経質になる必要はないのでは? とも。だったら、カロリー云々は気にせず、食べたものが何か分かる写真があればいいという結論に。
記録もシンプルが望ましい。アプリを起動して、食事管理メニューを出して、登録をタップして、カメラかアルバムかを選んで、これでいいですかと聞かれて、さらに保存の確認をして……なんてことはしたくありません。標準のカメラで撮るがごとく、最小限の操作で済ませたい。自分のニーズを整理するとこんな感じになりました。
- いつ、何を、どれくらい食べたのかを明らかにするだけでいい
- カロリーは記録しない。写真だけにする
- 写真の保存に何タップもしたくない
- 食べる前にパッと撮影するだけにしたい
- 撮影後の写真は、それだけをまとめて見られる状態がいい
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