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» 2015年01月06日 19時28分 公開

スポーツに、トレーニングに、業務用途に――進化するソニーのウェアラブルデバイス群2015 CES

ソニーが2015 International CESで、グラスタイプとイヤフォンタイプの新しいウェアラブル商品を発表した。「SmartEyeglass Attach!」と「Smart B-Trainer」の詳細を紹介しよう。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

 ソニーは1月5日(現地時間)、米ネバダ州ラスベガスで開催されたプレスカンファレンスにて、コンセプトモデルを含むウェアラブルの新製品群を発表した。IFA 2014でコンセプトモデルとして発表され、後に正式リリースが決まった「SmartEyeglass」のほか、サングラスなどにアタッチメント方式で取り付ける「SmartEyeglass Attach!」、トレーニング用に心拍数などの各種情報を取得可能なセンサー付きイヤフォン製品「Smart B-Trainer」の3つが展示会場で紹介されていた。

 SmartEyeglass Attach!は、一言でいえばGoogle Glassと同様のウェアラブルデバイスだ。従来のSmartEyeglassでは、グラスの視界そのものが透過型のHUD(Head-Up Display)表示領域となっており、ここに緑色の図形や文字を表示することで利用者に通常の視覚以外の追加情報を付与することが目的だった。

 SmartEyeglass Attach!もHUDで追加情報を提供する補助デバイスという点では同じだが、こちらはアタッチメント式の透過型OLEDディスプレイが視界右側に小さく張り出してくる形となっており、表示情報がカラーになる反面、表示可能な情報が限定的という点で異なる。具体的には、視界の端にテニスやゴルフのスイングやコース情報を表示するなど、視界全体に影響を与えることなく、ごく限られた情報を付与するにとどまる。ソニーとしては主にスポーツなどでの活用を考えているようだ。

photo 今回コンセプトモデルの初展示となった「SmartEyeglass Attach!」
photophoto Google Glass型のアタッチメント式HUD(Head-Up Display)となっており、サングラスのフレーム右側に情報表示ようの透過型カラーディスプレイが追加されている。動作するアプリの種類によって、写真にもあるようにテニスやゴルフでのショットに関する情報を表示させたり、またはナビゲーション用途に活用したりできる

 一方のSmartEyeglassは、視界中央部全体が表示領域となっており、ここに緑色の追加情報を背景にオーバーレイする形で付与することができる。こちらはどちらかといえば業務用途や、より日常生活でいかに追加情報を付与することで行動を便利にするかを考える方向に向いており、CESでの展示内容もこの活用方法の提案が中心となっている。

 例えばナビゲーションや、ARを活用したゲーム(Ingressのようなシステムと相性がいいかもしれない)、人物認識や同時通訳、さらには医療用途や物流・生産現場での操作指示などだ。発表会では実際の導入事例として英Virgin Atlanticが紹介されており、エンタープライズ用途との相性は比較的いいように思える。なお、Virgin Atlanticは空港のラウンジスタッフにGoogle Glassを配布してのコンシェルジュサービスを導入しており、こうした最新技術への取り組みでは比較的理解のある会社としても知られている。

photo こちらはIFA 2014で発表されたSmartEyeglass。グラス中央部に緑色の透過型ディスプレイ表示部があり、HUDとして視界を妨げずに追加情報を表示する
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photophoto もともと映画などのキャプション表示用ツールだったこともあり、主に業務用途を中心にどのようにSmartEyeglassを活用していくかを提案している。ナビゲーション、ARを活用したゲーム、顔認識による人物照会、同時通訳、医療用途、産業や流通での補助情報デバイスなどだ
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 そして今回新カテゴリーのウェアラブルデバイスとして紹介されたのが「Smart B-Trainer」だ。一見すると普通のイヤフォンだが、心拍計やGPSなど各種センサーが搭載されており、ジョギングなどで利用すれば活動計(ライフロガー)として機能する。ネットワーク接続可能なスマートフォンやPCがあれば、これらデバイスを通して記録情報との自動同期が可能となっている。

 このSmart B-Trainerが面白いのは、ここで得られるセンサー情報を活用して、再生する音楽のテンポを変更できること。例えば心拍数が上がってくると再生しているアップテンポな曲のリズムを変更して運動のペースを落とすよう促すなど、インタラクティブに機能する。トレーニングそのもののガイダンス機能も搭載されており、まさにトレーナーとして活用できる補助デバイスだといえる。

photophoto 今回スマートウェアの新カテゴリとして発表されたのが「Smart B-Trainer」。心拍計測や位置情報取得も可能なイヤフォン型デバイスで、主にフィットネスやヘルスケア用途でトレーニングのガイダンスなどに使用したり、心拍数に応じて再生中の楽曲のテンポを変更したりと、スムーズにトレーニングを行える補助デバイスとして活用できる

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