脳と心にしみいる塗り絵の世界を、“大人”のあなたへ:「こころを休める大人の塗り絵DS」:レビュー(1/3 ページ)
8月31日にアーテインから発売された「こころを休める大人の塗り絵DS」は、その名の通り「塗り絵」ゲーム。もはやゲームともいえないツール的なこのタイトルに実際に触れてみた。
携帯ゲーム機に移植(?)された「大人の塗り絵」
「グラディエーター ロードトゥフリーダム」、「メガミの笑壺」など、特徴のあるタイトルを世に送り出してきたアーテインの最新作が「こころを休める大人の塗り絵DS」だ。ニンテンドーDSで“塗り絵”ができるという、これまたなんとも異色作。河出書房新社から出版されベストセラーとなった「大人の塗り絵」シリーズを題材に、数々の塗り絵が収録されている。
題材となった河出書房新社の「大人の塗り絵」シリーズは、2006年7月の時点で総計121万部を突破している人気の書籍シリーズ。「美しい花編」、「フランスの風景編」など数々のカテゴリーに別れており、それぞれ見本の絵画が掲載されたページと、見本をもとに塗り絵ができるページとが用意されている。
昨今のゲーム業界で“大人の”と言えば「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」などに代表される一連の「Touch! Generations」関連のものが想起されるが、この「大人の塗り絵」もそれに近いスタンスを持っている。「塗り絵は子供が遊ぶもの」という従来のイメージを覆して、塗り絵によって脳の活性化をしよう、大人も塗り絵を楽しもう、と提唱しているのだ。
色を選んだり塗る順番を考えたりすること、昔見た絵の記憶を思い出すことなどが、脳を活性化させる、と言う。一時よりは「脳の活性化」ブームも落ち着いてはきているようだが、それでも“大人”たちにとって若く健やかな脳を維持すること、脳年齢を若返らせることへの関心は高いようだ。「大人の塗り絵」シリーズがヒットした背景には、やはり“大人”たちの需要があったのだと思う。
そんな「大人の塗り絵」シリーズがニンテンドーDSのタッチペン機能と手を組むというのは、実に違和感がない。ゲーム機としては革新的であるニンテンドーDSのインタフェースは、書く行為や描く行為とは相性がいい。
ジャンルが「塗り絵」となれば、もはやゲームではなくツールである。しかし昨今のニンテンドーDSは、脳が鍛えられたり、英語をマスターできたり、辞書として活用できたり、料理のレシピを教えてくれたり、ということで、すでに何でもありの状態で多機能ツールとして活用されている。そんな万能型の優等生なDSくんは「塗り絵だってできちゃうんだぜぃ」と余裕の笑みを浮かべているようにすら思える。さてさて。携帯ゲーム機で塗り絵。そんな今までになかったジャンルを切り開いた本作は、いったいどのようなものに仕上がっているのだろうか。
リアルな質感とリアルな演出にこだわる、充実の「塗り絵モード」
本作には大きく分けて、「塗り絵モード」と「ラクガキモード」がある。塗り絵モードは本編で、ラクガキモードはミニゲームなどを遊べるオマケ的な存在だ。
塗り絵モードにはチュートリアルとチュートリアル(パレット)という項目があるので、突然プレイを始めても安心だ。チュートリアルでは基本操作方法を、チュートリアル(パレット)ではパレットの使用方法を、それぞれ本作のマスコットキャラであるリスの塗り太くんが説明してくれる。
新規作成で塗り絵をする場合は、数ある絵画の中から好きなものを1枚選び、キャンバス地に使用する用紙を選択するところから始まる。その後、色鉛筆、水彩絵具、油彩絵具から使用する具材を選択し、BGMを数曲の中から選択したら、いよいよ塗り絵スタートだ。
筆者はまず「リンゴ」という絵を選び、色鉛筆で塗り絵をしてみた。もはや当たり前のような話だが、タッチペンによる筆運びは直感的という言葉を通り越して「まさに色を塗っている感覚」と言っていいほどに、すんなりとなじむ。最初のうちは、なぞろうとしているところと画面上のなぞられた部分がずれたりしてうまくいかないときもあったが、色がはみ出て気になる場合は消しゴムを使えばいい。画面右のアイコンで消しゴムを選択すれば、タッチペンが消しゴムに早変わりだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
-
【今日の計算】「500×99」を計算せよ
-
「葬送のフリーレン」の勇者一行、ネモフィラ畑に現る 名場面にちなんだコスプレが「これを花畑を出す魔法か」と23万いいね
-
業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
-
“スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
-
秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
-
1歳娘、ちょっと目を離したら衝撃の光景が……! リアル過ぎるワンオペ現場が190万再生「わかりみすごすぎです」
-
天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
-
「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
-
息子「あしたから下敷きいるって」母「ええやつあるで(ドヤ」 母の愛がつまった手作り下敷きに「なにこれめっちゃほしい!」と注目集まる
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
- 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
- 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
- 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
- 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
- スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評