「デッドオアアライブ」シリーズ初となるPCオンラインゲームを発表――「DOA ONLINE」

テクモは中国において、中国でも有数のインタラクティブ・エンターテイメント・メディアである盛大と提携し、「デッドオアアライブ」シリーズ初となるPCオンラインゲームを提供することを北京で発表した。

» 2007年07月03日 17時00分 公開
[加藤亘,ITmedia]

「デッドオアアライブ」シリーズ初のPCオンラインゲームが中国でサービス化決定

 テクモと中国上海にある盛大は、テクモのオンラインゲーム開発チームである「Lievo Studio」が開発するPCオンラインゲーム「DOA ONLINE」の、中国における運営において提携したと発表した。

 「DOA ONLINE」は、世界市場で1996年からアーケードゲーム及び家庭用ゲーム機向けにテクモが開発販売してきた対戦格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」(以下、DOA)をベースとした新機軸のPCオンラインゲームで、DOAシリーズのPCオンラインゲーム開発を発表するのは今回が初となる。

 テクモは、アジアを中心としたグローバル市場を視野において「DOA ONLINE」を開発するが、市場投入第1弾として、中国での運営サービスを先行。盛大の優れたネットワーク技術やセキュリティ技術を中国向けの「DOA ONLINE」に積極的に取り入れるとしている。

 「DOA ONLINE」は、来年2008年の北京オリンピックの開催に先駆けて正式サービスを行うことを計画中で、今回の提携をもってテクモは、SeedCとの共同事業である「Lievo」の中国地域におけるグローバルパートナーに中国オンラインゲーム事業会社の最大手である盛大を迎えることになった。当面は500万人の会員数獲得を目標としている。

 両社は「DOA ONLINE」にとどまらず、「Lievo Studio」のタイトルの中国展開などについて継続的に協議するほか、盛大の所有するオンラインゲームタイトルをLievoのグローバルネットワークを通じた展開を行うなど、様々な協議を進めていく予定とコメントしている。

 気になる日本での展開については言及されていないものの、グローバル展開を考慮しているとのことなので、状況が整い次第、日本でもサービス化されることになると思われる。

公開されたイメージボード

「DOA ONLINE」は、どんなゲームになるの?

ステージのイメージショット

 “Webで進化するDOA”として、「DOA」シリーズファンはもとより、過去に格闘ゲームを体験したことのないユーザーにも楽しめるオンラインゲームとなる本作。ゲームの中で戦うことにより生まれるさまざまな感情は、時としてライバルや仲間、師匠や弟子という関係性を生み出し、1つのコミュニティを作り出すことに目をつけ、そのプロセスを「バトルコミュニケーション」と称し、その創造される世界へ誰もが気軽に参加し、さまざまな自己表現を行っていくことができるカジュアルオンライン格闘ゲームを目指すとしている。

 「DOA ONLINE」では、ユーザーはKIN(カイン)と呼ばれるキャラクターを操作しゲームに参加することになる。強さの称号となるランキングごとに開催される大会は、誰でも参加することができ、トップランカーともなれば大会の主催者から招待状が届き、歓声を浴びる大舞台での格闘大会へ出場することも可能となる。

プレーヤーの分身となるKIN(カイン)たち

 ユーザー同士が互いに強さや自己表現を行う大会には、公の場にて定期開催するものから突発的に開かれるもの、誰もが知らない闇の大会など数々の形態があり、なかにはユーザー自らが「プロモーター」(興行主)として運営・開催する大会も存在するとか。未知なるスタープレーヤーを発掘し、育て上げ、ゆくゆくは観衆を沸かせるマッチメイクで興行収入を得ていくなど、プレイ次第ではそんな闘い以外の自己実現ができるかもしれない。

 また、気の合ったユーザー同士が集まれば「ユニティ」(結束)というグループを結成できる。1対1の対戦格闘ゲームが、複数のメンバーで構成される「ユニティ」を組むことで、作戦・チームワークを要するオンラインならではのコミュニティバトルゲームへと変化するわけだ。

 ゲーム内では個人から団体まで様々なランキングが存在し、常に王者が変動するライブ感ある世界を演出。「DOA ONLINE」はWebという新たなフィールドで、「ユーザー同士がプレイモチベーションを高め合い、世界を創造していく」コンセプトのもと、格闘ゲームの“もう一つの進化”を生み出すとしている。

(C)TECMO,LTD.2007 

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/29/news009.jpg 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  2. /nl/articles/2404/30/news021.jpg 11カ月娘、帰宅したママの顔を見た瞬間……! ママ「うれしそうすぎてうれしすぎる」100点満点のお出迎えに「これは可愛いよ」
  3. /nl/articles/2404/29/news020.jpg 亡き父が植えた思い出のモミの木が巨大化→次男が伐採していると兄が現れ…… リアルな庭じまいの記録に共感と応援の声
  4. /nl/articles/2404/30/news129.jpg 「あのおじさん誰?」 お笑い芸人、解散後の激変ぶりにネット驚き「ピスタチオ 懐かし」
  5. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  6. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  7. /nl/articles/2404/30/news049.jpg 1歳女の子に赤ちゃんのころの服を着せてみたら…… 成長感じるほほ笑ましい姿に「プリプリww」「かわいすぎ〜!」
  8. /nl/articles/2404/29/news004.jpg アルミ板に水銀を垂らしたら……? 5000万再生の“衝撃的な実験結果”に「不気味」「一生忘れられない」
  9. /nl/articles/2404/29/news017.jpg 【今日の計算】「37+63×2−1」を計算せよ
  10. /nl/articles/2404/25/news123.jpg 「虎に翼」、「カムカム」の俳優が終盤に登場 急展開の予感に「ホント似合うよね、こういう役!!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評