原宿からフランス、そして世界へアニソンを発信!! 「Anime Songs Night in Harajuku〜 Jump to the world 〜」リポート(1/2 ページ)

Kalafina、米倉千尋、ELISA、喜多修平、Daisy×Daisy、TOKYO BRASS STYLEらが出演したアニソンシンガーを集めたライブイベントの様子をお伝えする。

» 2010年09月15日 14時09分 公開
[OH編集部,ITmedia]
OH News

 7月4日、原宿クエストホールにて、アニソンシンガーを集めたライブイベント「Anime Songs Night in Harajuku〜 Jump to the world 〜」が開催された。日本の音楽文化を世界へ発信することを目的とする、東京国際ミュージックマーケット(TIMM)が主催するこのイベント。人気アニソン歌手を集めたイベントと言うだけではなく、世界中で注目を集めるアニメ、アニソンを文字通り原宿から世界へダイレクトに届けるべく、2ステージ制のうち第2部の内容を、USTREAMにてライブ配信。またフランス・パリで開催中の日本ポップカルチャーイベント「JAPAN EXPO」へも、生中継配信された。

 この生配信が行われた第2部の模様を中心に、ライブリポートをお届けしよう。

ガールズ・ビッグバンドが世界に向けて名刺代わりの「度肝抜き」アクト

 日本から世界へ、そのライブ配信のトップバッターを飾ったのは、スタジオジブリ作品など多くのアニソンをカバーする、女性11人によるビッグバンド、TOKYO BRASS STYLE。ホワイト&ピンクラインの制服で統一、ただしニーソックスだけは11色! アニメなどと同様に日本から発信されている「カワイイ」コスチューム・シーン的にもバッチリなビジュアルながら、何より圧巻なのはその演奏スタイルだ。ブラスバンドのフル編成から繰り出されるパワフルな音色とそのテクニックは、いわゆる「アニソン」を期待していたであろう観衆&視聴者の度肝を、いい意味でブチ抜いたはずだ。

 「魔訶不思議アドベンチャー」「キューティーハニー」「残酷な天使のテーゼ」「となりのトトロ」と、誰もが知っているアニメソングをメドレーで一気にアクト。しかも曲と曲の間に切れ間もなく、ノリながら聴いているうちにいつの間にか楽曲が変わっているという驚きのアレンジとなっていた。あの緩やかで楽しげな「トトロ」が、アレンジ次第でここまで変わるものか!? 何が飛び出すか分からない、日本アニメ・ポップシーンを象徴するようなオープニングアクトだ。


ビッグバンド・スタイルでいきなりオーディエンスの度肝を抜いたTOKYO BRASS STYLE

 なお、この日の第1部のトップはWater Rat Back。こちらはヘヴィメタルに近いゴリゴリのロックバンドとなっており、いきなりヘッドバンキングも飛び出す、やはり「度肝抜き」のユニットだ。

第1部のオープニング・アクトを務めたWater Rat Back。本格的ハードロック・サウンドで強烈な印象を植え付ける

柔らかな歌声でファンを魅了する牧野由依

 他に第1部のみ登場のシンガーとしては、声優活動と同時に、アニメソングに留まらないシンガー活動を展開する牧野由依も登場した。第1部・5番手に登場した牧野は、ステージ上におかれたピアノによる弾き語り「シンフォニー」(アニメ「ARIA The ANIMATION」挿入歌)を披露する。ロック調、激しい曲が多めのステージの中で、ピアノの優しい音色と透き通る声のみで聴かせるステージに、観衆も静かに体を揺らし聞き入っていた。

 2曲目「ふわふわ♪」は、今年3月に発売された最新シングル。弾き語りではないもののピアノの旋律が印象的な、緩やかな楽曲だ。語りかけるような、ささやくような歌唱の、タイトル通りの柔らかさを持つ楽曲には、自然とフロアから手拍子が合わされる。またサビの部分で牧野が大きく手を振るアクトを見せると、会場も同じように片手を大きく振り応えていた。

 ラストナンバーは「アムリタ」。アニメ「ツバサ・クロニクル」挿入歌にして、劇場版「ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君」EDテーマとなった1曲だ。そして牧野の記念すべきファーストシングルでもあるスローバラード。この自身にとって大切な楽曲を再びのピアノ弾き語りでたっぷりと聴かせ、オーディエンスをファルセット・ボイスに浸らせた。

ピアノ弾き語りを2曲披露するなど、アーティスティックなステージに

自ら書き込んだ名前をフランスにアピール!

 第2部リポートに戻ると、TOKYO BRASS STYLEに続いて登場したのはDaisy×Daisy。ヴォーカル・MiKAのソロ・ユニットだが、「原宿発」と言ってもいいだろう、パンキッシュ・ロリータ衣装での登場はインパクト抜群。T.M.Revolutionこと西川貴教に見いだされデビューしたという経歴からも分かるように、1曲目「Brave your truth」(アニメ「鋼殻のレギオス」OP)はテクノ・サウンド全開のアッパーチューンだ。

 また、「カワイイ」衣装とのギャップも感じるのが、そのかっ飛んだMCだ。「Brave your truth」を歌い終えるや自己紹介へと移るが、「言葉で言っても覚えてもらえないと思うんで……(カメラに向かって)ズームして? 腕に油性マジックで、名前書いてきた!」。その腕を掲げて「ほら! ほら!」とフロア、そして世界中に見せつける超ハイテンションなトークにつられて、ファンからも大歓声がわき上がる。楽曲中の煽りも「おら! 飛べ飛べ!!」とやたらに荒々しかったりと、「ゴス」ではなくまさに「パンキッシュ」な個性を振りまいていた。

 続けて「higher self」、「Dream Road」と2曲を披露、透き通るファルセット・ボイスとアッパーなサウンド、そしてステージ狭しと走りまくるアクトで沸かせたライブとなった。


ロリータ×パンク、アンバランスな「カワイさ」が魅力のDaisy×Daisy。カッ飛んだステージを披露!

       1|2 次のページへ

Copyright (C) n3o Co.,Ltd All rights reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/01/news077.jpg ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
  2. /nl/articles/2404/30/news015.jpg 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  3. /nl/articles/2404/30/news156.jpg 「葬送のフリーレン」の勇者一行、ネモフィラ畑に現る 名場面にちなんだコスプレが「これを花畑を出す魔法か」と23万いいね
  4. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  5. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  6. /nl/articles/2405/01/news095.jpg 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  7. /nl/articles/2405/01/news014.jpg 1歳娘、ちょっと目を離したら衝撃の光景が……! リアル過ぎるワンオペ現場が190万再生「わかりみすごすぎです」
  8. /nl/articles/2404/29/news009.jpg 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  9. /nl/articles/2403/21/news104.jpg 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  10. /nl/articles/2405/01/news011.jpg 息子「あしたから下敷きいるって」母「ええやつあるで(ドヤ」 母の愛がつまった手作り下敷きに「なにこれめっちゃほしい!」と注目集まる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評