そのスピード感がやみつき――コンボアクションが爽快なウワサの新機軸MORPG「C9」:「C9[Continent of the Ninth]」プレイリポート(1/2 ページ)
7月14日より開催されるプレオープンテストを控えた、ゲームオンの大作MORPG「C9[Continent of the Ninth]」。本作をいち早く遊べる機会があったため、そのプレイ内容をリポートする。「C9」ってナンダ? って人こそ注目!
サービス開始目前の「C9」ってどんなゲーム?
韓国のWEBZEN社が開発し、日本ではゲームオンが運営するMORPG「C9[Continent of the Ninth]」(以下「C9」)。先日αテストが行われ、現在はクローズドβテストといえる“プレオープンテスト”を目前にひかえた段階で、サービスインまで秒読み段階といえる状況だ。
- 募集期間:2011年6月30日(木)午後5時〜7月11日(月)正午
- 募集人数:5000人
- 当選者発表:2011年7月13日(水)
- 実施期間:2011年7月14日(木)午後3時〜7月19日(火)正午(予定)
- プレオープンテスト参加者募集:ゲームオン「C9」、イメージソングに菅野よう子&土屋アンナ起用
- イメージソングは菅野よう子さんが担当! サプライズ満載の「C9」プレスカンファレンス開催
まずは本作のジャンルであるMORPGについて解説しよう。これは現在主流といえる、超大人数で遊ぶMMORPGとは異なり、少人数で楽しむオンラインRPGのことだ。ロビーと呼ばれる場所でほかのプレイヤーとパーティを組み、ダンジョンへ挑むというスタイルが主流。始祖である「ディアブロ」をはじめ、「ファンタシースターオンライン」などが代表的なMORPGだろう。RPGではないが「モンスターハンター」シリーズのオンラインプレイも、このスタイルに近い。
というわけで今回、ゲームオンにて本作の最新版をプレイできる機会をいただけたので、本作の紹介を交えつつ、そのプレイリポートをお送りしていこうと思う。
プレイキャラクターは3タイプから選択
最初に行うのは、キャラクターの作成だ。本作ではクラスを、ハンター、ファイター、シャーマンの3種類から選択できる。ハンターは短剣と弓による素早い戦いを得意とするタイプ、ファイターは重い一撃をくり出す近接戦闘特化タイプ。シャーマンはいわゆる魔法使いだ。キャラクターの外観は細かくカスタマイズ可能で、顔は鼻の高さや口の大きさ、髪型などを変更可能。さらに手足の大きさなど、ボディもカスタマイズできる。ただし性別は固定で、3タイプの中ではシャーマンのみが女性キャラクターとなる。
成長要素に関しては、パラメータ、いわゆる能力値は固定されており、レベルアップによる割り振りもない。おもに装備品と、スキルという特殊能力の成長によって個性を出していくスタイルだ。
スキルについて詳しく説明しよう。キャラクターのレベルが上がるとスキルポイントを得られ、このポイントを使って新しいスキルを習得したり、習得済みのスキルを成長させることができる。なおスキルの種類は膨大だが、前述のポイントのため、習得したり成長させられるスキル数には限りがある。どのスキルを成長させていくか、取得選択が非常に重要になる。悩ましい反面、本作の醍醐味といえる部分であろう。
またキャラクターのレベルが上がるとクラスチェンジが行える。例えばハンターはレベル10でエリートハンターとなり、レベル20でレンジャー、アサシン、スカウトの3タイプへと細分化していく。どのタイプにクラスチェンジするかでスキルや戦いかたが大きく変化するため、慎重に選択したいところだ。
なおキャラクターの衣装は装備品によって外観が変わるため、好みの装備を収集する楽しさも味わえる。
「C9」の実体はRPG+FPS+格闘ゲーム!?
では実際のゲームプレイに移ろう。今回はあらかじめ用意されていた、レベル24のキャラクターで遊んでみた。まずはファイターの進化系であるウォーリアをチョイス。
降り立ったのは“ウォーターフォード村”という拠点で、さまざまな施設が建ち並ぶロビーに該当する場所だ。ここからダンジョンへとアクセスする。
プレイしてまず驚いたのが、グラフィックの美しさだ。以前公開したプレスカンファレンスの記事でも述べたが、モーションブラーやフォーカスといった機能が実装されており、標準より一段階上の映像美を実現している。いわゆる“洋ゲー”では標準となっている技術だが、これらの機能を実装しているにも関わらず動作が軽い印象を受けた。テストプレイで使用したPCのスペックが不明なので断言はできないが、非常にサクサク動いていたため、比較的低スペックのPCでも快適に遊べそうだ。ちなみに広報さんの話によると「数年前のノートPCでもこれらの機能をオフにしたら遊べた」とのことで、PCスペックに不安がある人でも遊べる可能性が高いのは評価したい。もちろん、ゲーミングPCを所持している人は、前述のようにより美しい映像で楽しめる、というわけだ。
さて、ゲームの内容に戻ろう。ウォーターフォード村から行けるダンジョンは複数あったが、まずは推奨レベルが14〜19の“メシュリアン高原”をチョイス。なおダンジョンの難易度はノーマルからマスターまでの4段階があり、クリアーするとその上の難易度が解禁される、という仕組み。難度を上げると目的やボスが代わり、より手ごたえのある冒険が楽しめ、また報酬のグレードも上がるというメリットがある。今回は難易度ノーマルでチャレンジしてみた。
最初に注目したいのは、操作形態とゲームシステムだ。移動はWASDキー、視点移動はマウス、通常攻撃は左クリックで行う。また本作のジャンルは先述のように広義の意味ではMORPGにあたるが、ゲームオンは“ノンターゲティングアクションRPG”と新たなジャンルを提唱している。つまり敵キャラクターのターゲット(ロックオン)はできず、プレイヤーが狙いを定める必要がある。この説明でピンとくる人もいると思うが、ことバトルに関しては、RPGよりもFPSに近い操作感覚だ。
さらに、スキルを発動させるには特定の操作を入力する必要があることも特筆したい。例えば“アングルキック”という技は、Fキーを押すと発動できる。これ以外にもスキルスロットに登録し、1〜9キーを押して発動するもの、マウスの右クリックで発動するものなど、非常に多彩だ。また移動キーを2回連続で押すと回避が行え、この最中に左クリックすると回避しつつの攻撃も行える。これらの技をうまく組み合わせれば、さまざまな連続攻撃がくり出せるという仕組みだ。
このように、本作は非常にアクション性が高い。あえてたとえるならば、FPSの操作形態で格闘ゲームを遊ぶ感覚だろうか。最初は、敵がいる方向を向いてマウスクリックしているだけでもダンジョンをクリアできる。カッコいいアクション技を決めたい場合は、比較的複雑な操作を求められるが、そのぶんゲームを遊んでプレイヤーの腕前が上達するほど、思い通りにキャラクターを動かせるようになり、爽快感を得られる。そのため、個人的にはアクションゲームファン向けの作品であるように感じた。
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