アニメ「からかい上手の高木さん」スタート! 原作の高木さんの青春の距離感は、とっても甘酸っぱい(1/2 ページ)
このバランスは、きっと2人にしかわからない。
1月8日からアニメ『からかい上手の高木さん』がスタートします。
山本崇一朗さんの原作は現在7巻まで連載中。スピンオフ『からかい上手の(元)高木さん』『恋に恋するユカリちゃん』が出るほどの人気作品です。
隣の席の高木さんは、いつも西片君をからかってくる。西片君はいつも、1枚上手な彼女の手のひらの上で踊らされてばかり。必死になって抵抗しようとする西片君。からかわれるのは悔しい! でも高木さんのことはうっすら気になってはいる。彼女は何を考えているんだろう? ぼくのことをどう思っているんだろう。
2人の距離感がすぐに分かるページを、先に2つ御覧ください。
2人の会話のやりとり、思いっきり幼い。絶妙に中学1年生のやりとりを突いています。
限りなく小学生っぽいけど、ギリギリブレーキをかけることができて、子どもっぽすぎない。かといって高校生ほど斜に構えていない。西片君の幼さに対して高木さんは大人っぽいけど、それでも変な背伸びはしていない。
『高木さん』は真っ向から、中学生の男女を描くことを目的にしています。こういうラブコメって高校舞台の方が多いので、かなり新鮮。
西片君の思考のまあかわいらしいこと。彼の行動の原動力は「いつもいつもオレをからかいやがって。今日こそオレが高木さんをからかってやる」。まあ高校生だったらこういう思考にならない。彼の中では、まだまだ幼児的に男女未分化。
一方で、恋愛絡みの話になると途端にへなへなになる。高木さんが女子だという意識は、西片君にはもう芽生えています。この2つがうまくバランスが取れていない。昔の人はこのフラつく状態のことを名付けましたよ。思春期と。
振り回され上手な西片君
西片君と高木さんのやりとりがメインのこの作品。他のキャラはたまに出てきますが、回数は少ない。もう完全に「2人の世界」です。西片君視線のこのマンガでは、高木さんは自分のことをからかってくる厄介な女の子という扱いで描かれています。どのくらい根に持っているかと言うと、高木さんにからかわれないようにするため、日々訓練を積むほど。お前高木さんのこと考えすぎだろ。
加えて、高木さんにからかわれた回数×10回、腕立て伏せをしている西片君。
ここまでしてきたら、高木さん側の気持ち分かると思います。西片君が全力で自分に対峙してくれる今の状態は、とても楽しいはず。高木さんがからかい上手だとしたら、西片君はリアクション上手、からかわれ上手です。からかいを無視せず絶対に反応してくれるって、すごいうれしいことじゃないかな。
付き合ってるとは言わない高木さん
こんな2人のやりとり、周囲の中学生が見ていて「付き合っている」と思わないはずがない。一部の友達からは当然のように「付き合っている」と思われています。全力で否定するのは西片君。まあ付き合っていないのは事実だけどさあ。
一方で高木さんは、そのへんのらりくらりとかわしています。ここはアニメでどう描かれるか見ものな部分。彼女のセリフによると、高木さんから話しかけたり、一緒に帰ろうとすることが多いため、「高木さんが西片君を好き」と思われている、らしい(ほんとかな?)。少なくともクラスメイトでお付き合いをしている真野ちゃん・中井くんカップルはそう思ってるっぽい。
ここでそれをどうこう言うのはやぼなので言いませんが、割りと露骨に好意を示すシーンは多い。多いのに、西片君は! 気付かない!……ってことはないと思います。疑問に感じながらも、ちったあ気付いていると思います。
ここまでド直球の球を投げられるとさすがにたじろぐ西片君。この後彼はなかなかイカす行動に出ます。3巻を読もうね。
大義名分そのものが青春な高木さんと西片君
クラスメイトのカップルみたいに、イチャイチャするのは、うらやましすぎる青春だと思う。でも、付き合わなくてもそれ以上に好きな相手と過ごせる、楽しい「青春」のカタチってある。
高木さんはしっかりした頭のいい女の子。度胸もある子。西片君にちゃんと告白して、お付き合いするのはそんなに難しいことじゃないはず。でも彼女はしません。
彼女の「青春」は、この付かず離れずの関係でからかい、からかわれして、ドキドキすること。
西片君が高木さんに催眠術をかける回があります(7巻)。その時彼女に出した恥ずかしいお題が鼻をほじるというもの(子どもだ!)。そして寸前で「や…やっぱり…今のなし…」とおじけづく。ここまで含めて高木さんは読んでいるし、信頼している。
特別な関係です。恋人や親友でも難しい、ここまでからかいキャッチボールが成立することはそうそうない。それこそ、世界にただ1人、奇跡的な出会いかもしれない。友達として対等に接してくれるし、女として意識しすぎないし、それでいてものすごく自分のことを思ってくれる西片君。
高木さんがからかうのは、西片君じゃないと、だめなんだ。
高木さん「それに、西片と一緒にいる口実になるし」
真野ちゃん「あ、そっちが本音だ」
高木さん「さあ、どうでしょう」(6巻P65)
西片君と高木さんの、「からかい」を通じた、目いっぱいの青春のお話。今回は原作1話を丸ごと掲載していますので、2人の微妙な関係のむずむず、味わってください。
試し読み:第1話「消しゴム」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
-
どういう意味……? 高橋一生&飯豊まりえの結婚発表文、“まさかのタイトル”に「ジワる」「笑ってしまう」
-
“ジョジョ婚”じゃん! 結婚報告の「岸辺露伴」高橋一生&飯豊まりえ、“連名サインの本名”に集まる驚きの声「直筆見て初めて知った」「これが正解」
-
トリミングでシーズーを「ハムスターにしてください」とお願いしたら…… インパクト大の完成形に「可愛いーーー」「なんて愛おしい鼻毛カール」
-
リモート会議中の“マナー違反”に共感の声が殺到 「全く同感」「マナー講師はなぜこれを教えないのか」
-
“1K8畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→“ホテル”みたいに大変身する様子に「シャレオツ」「センスよー!」と称賛
-
「これは罠」「本当に紛らわしい」 現役清掃員が教える「保冷剤」を捨てる際の“落とし穴”が話題
-
「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
-
北陸新幹線に空のペットボトルを持って乗ると…… “あるもの”が見える実験に「知らなかった」「教科書よりわかりやすい」
-
牛丼チェーン「松屋」、深夜料金を導入 一部の店舗で
- JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
- 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
- 「ずっと小児」 グランスタ東京の“母の日広告”に賛否…… 運営会社が撤去「違和感覚える方もいた」
- 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
- 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
- 「車庫にランボルギーニがいて駐車できない」→見に行くと…… 「電車の中で絶対見ないほうがいい」衝撃の光景が195万表示!
- JR東日本、ネットバンクサービス「JRE BANK」を発表 JREポイントがたまるなどの特典も
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「900円は安過ぎる」 喫茶店でプリンアラモード購入→見本と違いすぎる“激盛り”に仰天 「逆写真詐欺」
- 森の中で発見された“謎の物体”が618万件表示 「何これ!」「暗号?呪物?」集まる推測や知見と“驚きの事実”
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評