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盲目のおじいちゃんが人工網膜で視力を回復 結婚10年目にして初めて妻の顔を見た瞬間が感動的

涙を流しながら長い間見つめあう2人。

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 20年前に退行性の眼疾患で視力を失ったアレン・ズデラートさん。現在68歳のアレンさんは、10年前に結婚した妻の顔を1度も見たことがありません。そんなアレンさんが人工網膜を使って、初めて妻の顔を見た瞬間の映像がYouTubeに公開されています。

 アレンさんが今回利用したのは、眼球にデバイスを埋め込み脳に直接映像信号を送るという最新の医療技術。サングラスのような器具を装着したアレンさんは、20年ぶりにものが見えるという感覚に興奮気味です。妻がアレンさんの目の前に立ち、その姿を認識すると「イエス!」と歓声をあげて大喜び。機器を提供してくれた医師とがっちり握手を交わしたかと思うと、顔がくしゃっと歪み、妻と抱き合いながら声をあげて泣き始めてしまいました。

画像 結婚10年目にして初めて見る妻の姿にわくわくのアレンさん

画像 「イエス!」と大喜び

画像 そのまま声をあげて泣き出してしまいます

画像 アレンさんに見えている映像。決して鮮明な映像ではありませんが、それでもアレンさんにとっては初めて自分の目で妻の顔を見ることができた瞬間でした

画像 手をとって見つめあうアレンさんと奥さん

 アレンさんに見えているのは光と影がおぼろげに見える程度の極めて荒い映像なのだそう。それでも一生見ることができないと思われていた妻の顔を認識できたことには何ものにも代えがたい喜びがあったようです。そのあとも、妻と手を握り合って笑顔を見せたり涙ぐんだりしながら、長い間2人で見つめあっていました。

たろちん

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