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みなさんは自分の着ている服の上に、動画や画像を表示したいと思ったことはありませんか? そんなの夢物語と思われるかもしれませんが、どうやらそれが一部現実になりつつあるようです。東京大学の石川渡辺研究室が10月19日に公開した動画では、「服の柄にしか見えない」新しいプロジェクトマッピングの技術が紹介されています。
同研究室は、過去にも「絶対に勝てないじゃんけんロボット」(関連記事)といった高速情報処理によるさまざまな研究を発表してきましたが、またしても不思議な物を……。
この映像は、石川渡辺研究室が開発した「非剛体曲面(柔らかな物の表面)」上にあわせてプロジェクションマッピングを映し出す新技術を紹介した物。服の上に投影された映像は手で引っ張って伸ばしたり、風になびかせたりしても全くブレず、まるで服の柄がもともとそうだったかのような自然かたちで投影されています。

服のシワに合わせて映像がピッタリと表示されます(画像はYouTubeより)

風に吹かれてもこの通り 静止画では分かりづらいので是非動画で!(画像はYouTubeより)
このプロジェクションマッピングは、石川渡辺研究室と東京エレクトロンデバイスが共同開発した超高速プロジェクタ「DynaFlash」と、新しいトラッキング技術で実現したもの。DynaFlashは従来のプロジェクタのおよそ10倍〜30倍の速度である、1000fpsという世界最速レベルのフレームレートで画像を投影することが可能です(1000fps=1秒間に1000枚の画像を表示すること)。

左上がトラッキング用の不可視マーカー その情報を元に形にあった画像を生成します(画像はYouTubeより)
技術の全体的な仕組みは以下の通り。まず、実はこの服には人間の目には見えない格子状の赤外線マーカーが記されています。そのマーカーを近くに設置した高速カメラで撮影してトラッキング。そこからから得られたを情報もとに、即座に対象の形状にあわせた画像を作成し、DynaFlashで瞬時に元の服の上に映し出します。
この一連の流れを1000fpsという超高速で繰り返し行うことで、映像をあたかも対象の表面に貼り付つけたように投影することが可能になります。現在投影できる画像は8bit階調のものまでとなっていますが、その「撮影から投影」までの遅延はなんとわずか3ミリ秒。この速さと正確さ、まるでスタープラチナだぜ……。
また、この不可視マーカーを使ったトラッキング技術は、マーカーが印字できる物であれば何にでも応用が可能。今後さまざまな場面での活用が期待できます。

このプロジェクションマッピングを可能にした「DynaFlash」は、東京エレクトロンデバイスから既に商品化されており10月19日から受注を開始しています。動いている物に画像や動画を自由に映しだす、そんな近未来な話が実現しつつあるんですなぁ……。
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