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NHKは11月12日、大河ドラマ「真田丸」で直江兼続役を演じた、俳優の村上新悟さんによる「直江状朗読完全版」動画をサイトで公開しました。原文と現代語訳の2種類があり、原文は11分32秒、現代語訳の方はなんと13分17秒もあります。どれだけ内府様を激怒させれば気が済むというのか。

「直江状」とは関ヶ原直前の1600年、上杉景勝の重臣・直江兼続が徳川家康に宛てて送り、家康を激怒させたという書簡のこと。当時権勢を誇った家康をこれでもかと挑発しまくった内容で、激怒した家康は本格的に会津・上杉攻めを決意。後の関が原の戦いの引き金になったとも言われています。今で言うなら「煽りメール」「暴言メッセ」といったところでしょうか。「真田丸」では第34回「挙兵」の中で登場し、村上さんの“イイ声”も相まって、放送直後は「煽り技術検定1級」「ずっと聞いていられる」など話題になりました。

第34回「挙兵」より、家康が激怒して直江状を引き裂くシーン(番組公式サイトより)
直江状の原本は現在残っておらず、しかも転写のたびに内容が過激になっていったとされています。今回の動画では、現在知られている中では原本に近いとされる新潟県立歴史博物館所蔵本をもとに、ドラマで監修を務める丸島和洋先生がさらに監修したものを朗読しています。
NHKによると、第34回の放送後、視聴者から“完全朗読”の要望が非常に多く寄せられたそう。要望どおり“完全版”がこうして公開されたわけですが、なにせ11分間煽りっぱなしというアグレッシブな内容。公式サイトでは「内府様のように激怒すると、周りの皆さんのご迷惑となる場合があります。心穏やかにお聞きください」と呼びかけています。
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