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「ひふみん」の愛称で人気のプロ棋士・加藤一二三九段の現役引退が決定しました。

加藤一二三九段(日本将棋連盟公式サイトより)
1月19日に行われた順位戦C級2組の対局結果を受けてのもの。将棋では多くのプロ棋士が「順位戦」というリーグ戦に参加しており、C級2組はその最下級リーグ。ここで成績下位者に付けられる「降級点」を3回取るとリーグ戦に属さない「フリークラス」に降級となります。
19日の対局の結果、加藤九段に3度目の降級点がつくことが確定。フリークラスには60歳までの年齢制限があるため、77歳の加藤九段は今期の対局を全て終了した時点で引退することが決まりました。
競争相手が勝利したことで降級点が確定
加藤九段は1954年に史上初の中学生棋士としてプロデビューし、「神武以来の天才」と称された人物。名人獲得などの実績はもちろん対局中のユニークな所作も有名で、「旅館の滝の音がうるさいので止めさせた」「対局相手の背中から将棋盤をのぞきこんで考える(通称「ひふみんアイ」)」「昼食に定食を2人前注文した」など、数々のひふみん伝説でも知られています。

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近年はその個性的すぎるキャラクターを武器にバラエティー番組などでも活躍。一方、体力や成績の落ちた棋士の多くが自ら引退を選ぶ中、一貫して現役として戦い続けることにもこだわっており、先日は自らの最年少記録を破った中学生棋士・藤井聡太四段との「62歳差対決」も実現。19世紀生まれ〜21世紀生まれの棋士と対局した経験を持つ唯一の棋士となっていました。
引退決定翌日の対局では勝利も
なお、加藤九段は引退決定の翌20日、棋聖戦二次予選の対局に登場。B級1組の強豪・飯島栄治七段を相手に見事勝利し、公式戦出場史上最年長記録と最年長勝利記録を更新しました。最後まで「ひふみん伝説」を築き続けるあたりはまさに将棋界のレジェンドです。
ひふみんも早速喜びを報告
プロ棋士からも驚きの声
順位戦の引退は決まったものの、その他の棋戦でトーナメントに勝ち続ければ対局は続きます(ベスト4など好成績の場合は来季の出場も可能)。ちなみに棋聖戦での次の相手はなんと現役最強棋士の1人である佐藤天彦名人。もうしばらく常に全力投球なひふみんの対局姿を見ることができそうです。
(たろちん)
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