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アニメ監督の幾原邦彦さんを特集した「ユリイカ」臨時増刊号が8月9日に発売されます。

8月9日発売(画像はAmazon.co.jpより)
中村明日美子さんや、大槻香奈さんとの対談が収録される他、カラー口絵にはさいとうちほさん、中村明日美子さん、星野リリィさん、森島明子さんらという、これまでイクニ作品を彩ってきた強力な漫画家陣が参加。円城塔さんや辻村深月さんといった作家陣による寄稿や、畑健二郎さん、ワダアルコさんなど漫画家・イラストレーターによるオマージュイラストも掲載されます。
また「Fate」シリーズなどで知られる奈須きのこさんインタビューも掲載。奈須さんが幾原作品のファンであることは知られていましたが、そこに焦点を当てたインタビューが世に出るのは初めて。両者のファンにとって見逃せない内容となりそうです。
目次
■対談
獣に薔薇を捧ぐ 幾原邦彦 中村明日美子 司会=上田麻由子
■世界を革命する者
世界の涯まで連れてって 山田正紀
王子様のいない世界でただ手をつなぐということ 川口晴美
現実を超えていく理想の物語、セカイを革命する力 吉上 亮
中学生のウテナ 西田 藍
薔薇の葬列――『少女革命ウテナ』と少女コミュニティにおける王子様という生贄 上田麻由子
薔薇との戦い 長田祥一
■インタビュー
わが魂を象るもの 奈須きのこ 聞き手=青柳美帆子
■イクニ・クロニクル
花柄 円城 塔
幾原邦彦という偉大な「兄」 辻村深月
虚数的な翼による下降 中田健太郎
卵の殻のなか――東映動画の幾原邦彦 木村智哉
「社会派」としての幾原邦彦――講座「僕はこんな作品を見てきた。」より 藤津亮太
十四歳。錯乱の夏は地獄の季節――幾原邦彦と物語のオーロラ詩論 鏡 征爾
言葉を持たぬ子供たち――『ノケモノと花嫁』を読む 横田 創
■カラー口絵――イクニ・カレイドスコープ
さいとうちほ/中村明日美子/星野リリィ/森島明子
■対談
愚者の讃歌 幾原邦彦 大槻香奈
■未来へ誓う愛
ネヘレニアの鏡 少年アヤ
『美少女戦士セーラームーン』における「改変」と幾原邦彦――少女たちの欲望と九〇年代 嵯峨景子
全ては『劇場版美少女戦士セーラームーンR』から始まった 青柳美帆子
■オマージュイラスト
畑 健二郎/ワダアルコ/いとう/大童澄瞳/道満晴明
■運命の至る場所
幾原監督との劇伴作り 橋本由香利
生存戦略! 最果タヒ
『ピングドラム』は輪らない――幻想第三次の反転鉄道 佐藤俊樹
3でつながる輪 石田美紀
めぐる命と叶えられた祈り――『輪るピングドラム』の憑在論 小澤英実
彼らには何が見え、私たちには何が見えているのか――『輪るピングドラム』におけるイリュージョンとバンクについて 小松祐美
■インタビュー
「革命せよ」と彼女は叫ぶ 相沢梨紗(でんぱ組.inc) 聞き手=編集部
■私たちの望むことは
幾原邦彦監督と作品が与える影響について ボンジュール鈴木
脱去する媒介者――『ユリ熊嵐』論 古谷利裕
クマと人とが出会う場で 池田剛介
「断絶」は描かれたのか――『ユリ熊嵐』における「異なる他者」 筒井晴香
「私を見つけて」という願いが叶うとき――『ユリ熊嵐』が描いた少女たち 内山美代子
ユリの超克 加藤弘則
2017年は「美少女戦士セーラームーン」が25周年、「少女革命ウテナ」が20周年を迎えるメモリアルイヤー。関連して幾原さん自身のメディア露出も増えており(関連記事)、ファンにとってはうれしい限り。アニメ監督作としては「ユリ熊嵐」以来2年ほど新作がありませんが、こうなってくるとそろそろそちらの発表にも期待が高まってくるところです。

7月28日に発売された月刊flowers9月号には、さいとうちほさんによる「ウテナ」新作読み切りに加えて、さいとうさんと幾原さんの対談も掲載(画像は月刊flowers公式サイトより)
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