2017年公開の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」でレジスタンスの一員であるローズ・ティコ役を務めたベトナム系米女優のケリー・マリー・トランがInstagramの投稿を全削除しました。
トランは同シリーズで初めてメインキャストに抜てきされた有色人種の女優。同作の公開からシリーズの狂信的なファンによってインターネット上に人種差別や性差別の書き込みが相次いでおり、今回投稿を全削除したのはそのヘイトが原因とされています。

トランはInstagramで、同シリーズに起用された喜びをつづっていたこともありましたが、一方で彼女の投稿には容姿や人種に関する差別的なコメントも散見されていました。また、同シリーズについてのオンライン百科事典であるWookieepediaでは、6月5日にローズ・ティコのページが何者かによってひどいヘイトに満ちた文面に書き換えられていたことも(現在は修正)。トランは名前を「Ching Chong Wing Tong(“Ching Chong”はアジア人を侮べつする際に使われる)」、ルーツをベトナムに持つ彼女の出身地は「Ching Chong China」とされていました。
ほかにもひどい言葉が使われていました
トランはInstagramの投稿削除についてまだコメントを出していませんが、共演者だったルーク・スカイウォーク役の米俳優マーク・ハミルはSNSにトランとの2ショット写真を投稿。「大好きじゃないわけないよね」というコメントと「#GetALifeNerds(マニアたち、もういいかげんにしろ)」のハッシュタグ付きで投稿されたこの画像からはハミルからトランへの励ましや、彼女に向けられるヘイトに対する嫌悪が伝わってきます。これに対しても「彼女はひどいよ、マーク」などというリプライもみられますが、それ以上に「もちろん僕たち本当のスター・ウォーズファンはみんな彼女を愛してるよ」「彼女がSNSを去らなくちゃいけなくなったなんてすごく悲しい」「作品がひどかったとしてもそれは役者じゃなくて脚本のせい」とハミルの投稿を支持するファンがより多く目立ちました。

さらに同作の監督を務めたライアン・ジョンソンもトランへのヘイトに心を痛めているようです。「大人の顔をした赤ん坊たちについて話さなきゃな」「ソーシャルメディアでは不健全な人々が壁に影を落とすことがあるけど、この4年間で本当のスター・ウォーズファンにたくさん会った。好きも嫌いもユーモアと愛とリスペクトに基づいている。私たちが大多数なのであって、とても楽しんでるし、うまくやってる」などとツイートし、大多数のスター・ウォーズファンは健全でヘイトや荒らしとは関係ないことを主張しています。
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