東武鉄道が名物の観光列車「SL大樹」に続く2機目の蒸気機関車(SL)を入手し、動態状態の営業を目的とする復元に着手します。11月14日、譲り受けた2機目が北海道から東武鉄道南栗橋車両管区内の南栗橋SL検修庫へ到着しました。

うぉぉぉ何とすごい迫力、そして存在感……! しかし、何とも年月の経過を感じるボロボロ具合とすえたような匂い(香り)。ホントにこれを復元できるんだろうか……。ホントに動くようになるんだろうか……。
今回は、東武鉄道が譲り受けた(正確には、日本鉄道保存協会より東武博物館が譲り受けた)2機目のSL「C11型蒸気機関車(江若鉄道C11の1号機/C11 1)」が東武鉄道南栗橋車両管区に到着し、南栗橋SL検修庫へ無事入庫するまでの様子を写真で紹介します。

好評なSL大樹、東武鉄道の悲願「SL大樹を年間通して運行する」
東武鉄道は2017年8月、東武鬼怒川線で約半世紀ぶりにSL運転を復活させました(関連記事)。「SL大樹」です。真っ黒でごつい車体、煙突から煙をモウモウ出しながらガシュガシュと動輪を回して力強く走る様子は、まるで巨大な生物のよう。SLはその姿を見るだけで人を魅了する力を持っています。

機関車はC11型蒸気機関車の207号機(C11 207)。休日を中心に東武鬼怒川線の下今市〜鬼怒川温泉間を約35分掛けて走ります。拠点駅の下今市駅を「昭和レトロ」に改装して当時の雰囲気を演出するほどまでに気合いを入れて運行しています。


しかしSLは昭和時代初期に製造された古い車両。年に2カ月間は検査のために運行を停止します。意図しない故障や整備のために運休を余儀なくされることもあります。SLの運行は、乗客へ魅力的なサービスを提供する姿勢とともに、「鉄道産業文化遺産の保存」と沿線の観光地である「日光・鬼怒川エリアの観光活力を創生すること」が目的。1機体制ではどうしても運休期間があります。しかし2機体制ならば安定した運用ができ、稼働日数も拡大できます。
「SL大樹を2機体制で運行し、年間を通して楽しめるようにする」「他線区でのイベント運転なども可能にする」。これが2機目を入手して復元を決めた東武鉄道の熱い思いです。
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