千葉県銚子市を走る銚子電鉄が、超C(銚子)級エンターテインメントを掲げた映画「電車を止めるな!」の制作プロジェクトを発表。今夏公開に向けて、制作費用の資金をクラウドファンディングで募集しています。

銚子電鉄は2019年7月に創業96年を迎える私鉄。沿線人口の減少などで鉄道事業としては厳しい状況が続いていますが、キャンセル待ちが出るほどの人気を博している「お化け屋敷電車」といった企画から、経営状況がまずいことを自虐的にネタ化したスナック菓子「まずい棒」、経営がサバイバル状態であることを表現した「鯖威張る弁当」を販売するなど、現状を打破するために個性的な戦略で注目を集めてきました。


そんな銚子電鉄ですが、電車を走らせるために重要な設備である変電所の老朽化が進んでおり、近いうちに大規模な修繕を行わないと電車が止まりかねない状況に陥っているそうです。
この修繕工事にかかる費用は約2億円。行政による補助を受けたとしても約1億円が必要で、来年度より3年計画の工事を予定していますが、資金繰りの目途が立っていないそうです。

そこで考案されたのが、映画「電車を止めるな!」の制作プロジェクト。タイトルから分かるように、大ヒットとなった映画「カメラを止めるな!」をリスペクトした作品で、「鉄道」をテーマにしたホラー映画でありながら、笑いあり涙ありのエンタメ作品として仕上げていくそうです。中田敦彦(オリエンタルラジオ)さん、怪奇漫画家・日野日出志さん、村井美樹さん、木村裕子さん、谷口礼子さんらが出演する予定で、赤井宏次さんが監督を務めます。






クラウドファンディングで集めた資金は映画の制作費用として使われる予定で、必要な機材や人件費に充てられます。3000円から50万円まで、複数のコースを用意しており、エンドロールに支援者として名前が記載されるほか、銚子電鉄の一日乗車券、映画への出演権など、金額に応じてさまざまなリターンを用意しています。
ローカル鉄道として映画制作は非常に無謀な挑戦に映るかもしれませんが、銚子電鉄は「何もしないことが当社にとっての一番のリスク」と、前向きな姿勢で取り組んでいます。クラウドファンディングの締め切りは2019年6月2日まで、目標額は500万円を設定しています。

(だい)


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