「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは8月14日(水)放送のドリアン助川パーソナリティー回。モラハラやDVなど、ひどい行動を繰り返す夫と離婚したいという妻からの相談。

パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン
ヤバイ要素、全部盛りの夫と別れたい
相談者は50歳女性。夫も50歳。子どもは3人おり、長男が25歳、長女23歳、次男21歳。子どもたちは既に家を出ており、現在は夫とのふたり暮らしとなっている。
離婚を考えているという相談者だが、理由を訪ねると次々と夫のひどい行動が飛び出してくる。言葉の圧力……いわゆるモラハラ。性的圧力(おそらく性行為を強要されている)。さらに暴力。
子どもたちがいたときは、それでも我慢していたものの、その子どもたちも独立した。
「去年くらいに、暴力が元で家を出たんですね。そのときに、シェルターに入る入らないのところまで行ってたんですけど……」
ここでいう「シェルター」とは、暴力を振るう配偶者や保護者から、被害者を一時的に隔離するための施設「DVシェルター」のこと。
家を出た相談者は、弁護士を間に入れて離婚への話し合いをしようとしたのだが、夫は完全拒否。シェルターに入る勇気もなく、結局「もう暴力だけはやめて」ということで家に戻ってしまったという。
「家に戻って半年ぐらいしたら、今度はお金がもらえなくなったんです」
生活費としてのまとまったお金がもらえず、必要な分を請求すると、その分だけ渡されるというシステムに。
モラハラ、性的圧力、DVに続いて経済的圧力! ヤバイ夫要素、全部盛りだ。
さらに、この夫のヤバさは妻である相談者だけではなく、他人に向けられることもあるのだという。
クルマを運転していて、他のクルマに追い抜かれるとブチ切れ、執拗に追い回して抜き返す。
会社を経営しているということで、気に入らない社員は徹底的に潰す。インフルエンザで休んだ社員に対し、「予防接種のお金を払ってるのに休むのはおかしい」と欠勤扱いにする。
離婚どうこう以前の問題として、こんな行動を繰り返していたら、何か大きな事件に発展しかねない……。やっぱりヤバ過ぎる夫だ。
モラハラタイプはますますつけ込んでくる
この日のアドバイザーは弁護士の大迫恵美子。まず、「今のアナタを助けてくれる人はいますか?」と問いかける。
「親ももう年取ってきて、病気抱えていて……というのはあるけど、話は聞いてくれる」
「話を聞いてくれるだけでは足らないです。アナタが逃げ込んだ時にね。盾になってくれる人」
親もそこまでは助けてくれそうにないし、子どもたちも「お母さんがハッキリ言わないから悪い」というスタンスだという。年老いた親はともかくとして、子どもたちは母親がDVを受けている現場も見てきただろうに……。意外と子どもにはいい顔をする父親だったのだろうか?
「20何年間も結婚生活を続けてきた方の離婚の問題で一番難しいのは本人なんですよ。本人が何度も戻ってしまう」
長年、モラハラやDVを受け続けてきたせいで、自信や自尊心が非常に低くなってしまっているため、自分で自分を守ることができなくなってしまっている。そして、モラハラ・タイプの男は、そういうタイプの人にはますますつけ込んでくるのだ。
「だから、離婚することがいいことなのかどうか、自信がないから相談してるでしょ?」
「うん……うん……(涙声)」

モラハラ夫によって自信を潰されてしまった相談者、辛すぎる! イラスト/北村ヂン
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