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漫画家ルーツ(おっさん)がふらりとどこかへ行き、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込んで漫画にする連載「ルーツレポ」。今回は上映時間7時間18分の超長尺映画「サタンタンゴ」を観に行ってきました。
その上映時間を見てもわかる通り、「サタンタンゴ」は1カットの驚異的な「長回し」に特徴のある映画。その雰囲気を少しでもお伝えするため、今回のレポはいつもより長めのページ数でお届けします。伝われ……!
- これまでの取材一覧:漫画「ルーツレポ」
ルーツ プロフィール
北海道出身の漫画家・漫画原作者。代表作に『てーきゅう』(原作)、『ルーツビア』など。ヤングチャンピオン烈にて、『異世界のトイレで大をする。』連載中。ニコニコ静画で自分の日常を4コマ(実質3コマ)漫画にした『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』更新中。中身はビール好きのおっさんです。












編集雑記
「サタンタンゴ」はハンガリーのタル・ベーラ監督が1994年に発表した作品。当時からコアな映画ファンの間で高く評価されており、2019年になってついに日本でも初めて劇場公開されました。「観たら履歴書に書くべき」と言われるほどの映画体験はいろいろな意味で壮絶で、編集の自分も思わず感想を記事化してしまったほどです。
7時間18分もある映画ということで、上映は2回の休憩を挟んで行われました。全編わずか約150カットという攻めた構成は、「無言でひたすら歩き続ける」「数十分間ずっと踊り続ける」といった異様な長回しのシーンが満載で、「このシーン一生終わらないの?」「映画が終わる前にケツの肉が終わるのでは……?」というスリルを味わうことができます。
ある意味シュールでツッコミどころも多いため、休憩中は感想を言い合うのがめっちゃ盛り上がります。また、人が歩くカットや顔をじーっとアップにするカットなど個性的な画作りがカッコよく、意外と最後まで引き込まれて観ることができました。今回のレポもサタンタンゴ的なカット割りを意識して描かれています。伝われ……!
最終的に「俺たちはサタンタンゴを観たぞ」という謎のマウント意識が生まれ、現実のあらゆるものをサタンタンゴで例えるようになります。普通の映画ではカットされてしまう「ただトイレで小便をしている時間」。そこに「サタンタンゴ」はあるのです……。
ということで、ルーツが「サタンタンゴハイ」状態で描いたという、さらに増ページのディレクターズ・カット版も特別に掲載します。実際こんなテンポ感の映画なので1ページ1ページ噛み締めるように読んでいただくと、「サタンタンゴを観るということ」の意味が少しは理解してもらえると思います。
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