京浜急行電鉄が2020年3月14日に、京急線の6駅の駅名を変更します。

今回は「京急リラッ久里浜駅」(関連記事)や「上ラオウ岡駅」(関連記事)などの思わずニンマリするコラボ企画ではなく、大真面目な駅名変更です。
なお、京急は2019年1月に「産業道路」「花月園前」「仲木戸」「新逗子」の駅名変更を発表済み。今回はこの4駅に加えて「羽田空港国際線ターミナル」「羽田空港国内線ターミナル」の2駅も含めて、あらためて告知した格好です。
羽田空港国際線ターミナルは「羽田空港第3ターミナル」に、羽田空港国内線ターミナル駅は「羽田空港第1・第2ターミナル駅」に変更します。この2駅は2020年3月29日に羽田空港第2ターミナルで国際線の運航が始まることに合わせます(関連記事)。

「大師橋」へ変更となる産業道路駅は、かつて神奈川県道6号東京大師横浜線の大きな踏切があることで知られていましたが、2019年3月に地下化されて踏切は廃止となりました。この地下化をきっかけとして、地元シンボルである大師橋をあらためて採用することになりました。

産業道路駅は上下7車線にもなる大きな産業道路第1踏切があることで鉄道ファンに知られていた
「花月総持寺」に変更となる花月園前駅の付近は、鉄道ファンの間ではJR横須賀線、東海道線、東海道貨物線が併走する場所として知られています。2019年11月30日に運行を開始した「相鉄・JR直通線」の姿を見ることもできます。

JR貨物の電気機関車に牽引されて輸送中の相鉄10000系と試運転中の相鉄12000系、車体に写り込む京急
「京急東神奈川」に変更となる仲木戸駅は、実はJR東神奈川駅と連絡通路で結ばれているのですが、駅名が全く違うために「乗り換えできることの認知度が低すぎる」駅でした。今回の変更によって「ようやく分かりやすく」なります。
ネットでも、仲木戸駅の駅名変更に対しては「分かりやすくなってよい」「大歓迎」など好意的な意見が多いようです。

「逗子・葉山」に変更となる新逗子駅は、京急逗子線の終点であり、また羽田空港から横浜方面へ直通する「エアポート急行」の終点でもあります。今回の変更では、高級マリーナを中心に地域イメージやブランド力が高い「葉山」を電車の行先表示に掲げることで、走る広告塔として京急で葉山方面に行けることをアピールする狙いがあります。
もっともこの駅は、葉山エリアまではやや距離があり、バスでのアクセスになることから「全然葉山ではない」「誇大表示だな〜」などの意見も多く見られます。

駅名変更は京急の創立120周年記念事業として、沿線地域の活性化につなげることも目的に実施します。京急線は空港アクセス路線として、沿線住まいではない利用者も多い路線なので「分かりやすい」はとても重要。知名度を上げて沿線の活性化につなげるきっかけにもなりそうです。



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