戦国時代の日本にスティッチがやってきた。そんな奇想天外なストーリーの漫画『殿さまとスティッチ』(英語表記:TONO&STITCH)の第1巻が6月26日に発売されました。価格は税込990円。コミックDaysでの連載作ですが単行本に電子版はなく、紙版のみとのこと。

『殿さまとスティッチ』は、戦国武将・大和命尊(やまとめいそん)と地球に不時着したスティッチの物語。ディズニー公認の作品で、作者は『ファラ夫』などを手掛けた漫画家の和田洋人さんです。
あらすじ
銀河連邦から逃亡した「試作品626号(=スティッチ)」が時空のゆがみをくぐり抜けてたどり着いたのは戦国時代の日本。くしくも命尊が、多くの人が身を潜める砦(とりで)の焼き討ちを命じた直後でした。

宇宙船が不時着

中から現れたのは「青いタヌキ=スティッチ」
宇宙船の落下地点に駆け付けた一同が見たのは、耳が大きくて丸っこい生き物・スティッチ。冷酷なはずの命尊は、この「青いタヌキ」のかわいらしさに心を奪われてしまいます。焼き討ちも中止になり、予期せぬ“平和”が訪れます。
スティッチを連れ帰った命尊は好物を探り、自ら魚を焼いてふるまいます。自分の手から魚を食べてくれたことに喜びを覚える命尊。スティッチに入れ込む命尊の姿は、我が子をいとおしむ親のようにも見えてきます。

自ら魚を焼いてふるまう命尊

自分の手から魚を食べてくれたことに喜びを覚えます

ぽっこりお腹
見どころ
同作の見どころはとにかくスティッチがかわいいこと。自由奔放にふるまうスティッチに、威厳たっぷりだった命尊が振り回されます。そして、徐々に距離が近づいていく2人。命尊には敵国の人質として親元を離れた過去があり、それが見ず知らずの土地に逃れてきたスティッチと重なります。捨てられた一匹にかけてスティッチを「捨て一」と命名するシーンは必見です。
一方、部下の視点から見ると「青いタヌキ」に入れ込む殿様は理解不可能。戸惑いながらも忠誠を貫く武士たちの姿も描かれています。

「捨て一」と命名します

これにはびっくり
プロも絶賛
『サタノファニ』の山田先生

なお、コミックDaysの連載時はスティッチが暴れまわるシーンをGIFで動かしていたのですが、単行本ではページの端っこにパラパラ漫画を実装しています。スティッチ好き&歴史好きの人に読んで欲しい1冊です。

眠ってしまったスティッチ

故郷の星のようなホタルの群れを見るのでした
(C)Disney/講談社
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