ねとらぼ
2020/07/13 12:00(公開)

FF最速の座を奪還 新型「シビック タイプR」が鈴鹿最速記録を更新

速いは正義……!

 本田技研工業(ホンダ)は7月9日、市販予定のスポーツカー「シビック タイプR リミテッドエディション」の走行テストで、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのFF車最速ラップタイムを更新したと発表しました。

シビック タイプR 鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキットのFF車最速ラップタイムを更新した「シビック タイプR リミテッドエディション」(写真:本田技研工業、以下同)

 今回行われた走行テストは、近日市販予定である「シビック タイプR リミテッドエディション」の最終的な性能評価が目的。ホンダの歴史(関連記事)と深い関わりを持つ鈴鹿サーキットで、FF車最速の2分23秒993を記録しました。

 ちなみに更新前のトップはルノーの「メガーヌR.S.トロフィーR」(関連記事)で、ラップタイムは2019年11月に記録した2分25秒454でした。

シビック タイプR 鈴鹿サーキット
国内200台限定で市販予定
シビック タイプR 鈴鹿サーキット
ルックスもすごい。エアロパーツやフェンダー盛り盛り
メガーヌR.S.トロフィーR
(参考)これまで鈴鹿のFF最速ラップタイム記録を持っていた「メガーヌR.S.トロフィーR」(写真:ルノー)


 シビック タイプRは、ハッチバックまたはセダンの乗用車「シビック」をベースにチューンアップした前輪駆動のスポーツカー。シビック タイプRの名は1997年夏、6代目シビックに追加されたEK9型に始まり(関連記事)、「タイプR」と聞けば今なおクルマ好きがピクンと反応する国内高性能車の代表的なブランドに挙がります。

シビック タイプR 鈴鹿サーキット
東京オートサロン2020で披露したシビック タイプRの2020年モデル

 現行モデルは5ドアハッチバックをベースとしたFK8型で、心躍るエアロパーツ盛り盛りなルックスと2リッター直列4気筒のターボエンジンを搭載し、FF車としては極めて強力な300馬力以上を発揮します。

 FK8型はマイナーチェンジが予告されており、エンジンの冷却効率アップ、ブレンボ製の新型ブレーキ、操作性を高めたシフトノブ、足回りのチューニング見直しなど、走行性能をさらに高めるための改良を施して日本市場でも販売予定です。2020年春に詳細発表予定でしたが、感染症の影響で一時延期。発売日の正式発表が待たれます(2020年7月現在)。

 リミテッドエディションは、この改良に合わせて発売予定とする200台限定の特別仕様車。初代EK9型を思い出すような鮮やかな専用色「サンライトイエローII」に身を包み、BBS製の20インチ鍛造アルミホイールとミシュランのハイグリップタイヤを装備します。

シビック タイプR 鈴鹿サーキット
リミテッドエディションも国内200台限定で市販予定
シビック タイプR 鈴鹿サーキット
シビック タイプR リミテッドエディションの主な仕様
シビック タイプR 鈴鹿サーキット
発売発表が楽しみです


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