アウトモビリ・ランボルギーニ(以下、ランボルギーニ)は7月29日(現地時間)、サーキット専用の特別限定モデル「エッセンツァ(Essenza) SCV12」(関連記事)を発表しました。

エッセンサ SCV12は、ランボルギーニのレース部門「ランボルギーニ スクアドラ コルセ」とランボルギーニのデザイン部門「チェントロ スティーレ」が手掛けた特別モデル。同社はスーパーを超えた“ハイパー”カーと表現し、ミウラ、イオタ、ディアブロなど歴代のV12 NAエンジン搭載ハイエンドモデルにおける直系と位置付けます。公道走行は不可となるサーキット専用車です。
空気を切り裂くように鋭く低い車体、そこに巨大なウイングをズンと装着した“いかにも”なスタイリングに、鮮やかなグリーンのカラーリング。現行GT3マシンより強力というダウンフォースを発生します。
車内はまるで「宇宙船の操縦席」。カーボンで包まれた異空間の雰囲気あふれるコックピットに、円形の“ハンドル”ではなくF1マシンのようなディスプレイ付きマルチファンクションステアリングホイールを採用。シンプルに整然と並ぶスイッチとともに得も言われぬすごみと特別感を演出し、オーナーの所有欲も満たします。



パワートレインは最大出力830馬力(618kW)を発揮するV12の6.5リッター自然吸気のV型12気筒で、走行風を取り込んでさらに出力を高めるラムエアシステムも備えます。パワーウェイトレシオは何と「1.66」です。うぉ、これやば。
なおエッセンツァ SCV12のオーナーは、自身のマシンを世界有数のサーキットで走らせられる特別プログラムに参加できる会員制クラブの入会資格が与えられます。この会員制クラブはイタリアのサンタアガタ ボロネーゼに2021年に新設し、アプリで遠隔確認が行える「専用ガレージでの保管サービス」や、ランボルギーニ所属のプロドライバーが実施するものに近いフィットネストレーニングプログラムなども利用できる、特別な顧客のためのVIPサービスを用意します。
生産台数は40台。価格や日本導入数は未発表ですが、日本のサーキットをこのモンスターが走る姿もぜひ見て見たいものですね!




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