飛行機の座席に付いている、あるボタンを紹介する漫画が「初見殺しがすぎる」「知らなかった」「勉強になった……」と話題になっています。作者は妹さんがキャビンアテンダントだというU-ka(@u_kkaa)さん。

し、知らなかった…… あれには「キャンセルボタン」もあるのか!
飛行機の座席には、客室乗務員を呼び出す人型のアイコンが書かれたボタン(パッセンジャーコールボタン)が付いています。このボタンの位置は飛行機の機種によって異なりますが、ヒジがちょうど当たる位置や読書灯のボタンなどと混同しやすい、少し紛らわしい位置にある場合もあります。

その結果、乗務員がいざ呼ばれた席に向かってみると「間違いでした」であることが結構多いのだそうです。「そういえば、CAさんが来て何かご用でしょうか? といわれることがよくある……」という人も。
突然、CAさんが来て「何かご用でしょうか?」と言われることもある(その多くは、自分でコールボタンを押していため……)


そんなときに役立つのは、CAの妹さんいわく、通称「虚無のボタン」。呼び出しボタンのとなりに何も書いていないボタン、「呼び出しキャンセルボタン」があるのでした。コールボタンを間違って押してしまっても、その呼び出しを取り消せるようになっているのです。へぇぇ! 知らなかったです……。

そんなものがあったなんて……
虚無なのに虚無でないボタン
初見では何のボタンだか全く想像もできない虚無のボタン、実はしっかり役割があったんですね。
なお、呼び出しボタンが天井に付いていてそもそも間違えて押してしまいにくい機種や、人型のマークに斜線が引かれて、キャンセルのボタンであることを認識しやすいアイコンに工夫したボタンを搭載する機種もあります。
「天井にある」「少し工夫しているボタン」など──旅客機の「呼び出しボタン/呼び出しキャンセルボタン」いろいろ


実際に国内旅客機の機材でいくつ確認してみました。
最近では、JAL(日本航空)のエアバス A350-900型機やANAのボーイング 777-200型機(新仕様)など、各座席にモニターを用意する機種では、コールボタンや読書灯のスイッチもまとめてタッチパネル内に用意することが多くなっています。ヒジなどで気付かずに押して呼んでしまう「無意識の押し間違え」は少なくなっていることでしょう。

席に操作リモコンがあっても、呼び出しをキャンセルするボタンがないものもあります。この場合は呼び出しボタンをもう一度押すことでキャンセルできます。

漫画内でU-kaさんの妹さんは「キャンセルボタンのこと思い出してくれるとうれしい」と切実な思いを明かしています。呼び出しボタンは「キャンセルもできる」。この謎の虚無ボタン、正体が分かればこれからは間違えて押してしまっても安心できますね。
画像提供:U-ka(@u_kkaa)さん
(大泉勝彦)


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