あるフードコートで採用されていた、扇子型の仕切りが秀逸なアイデアだと注目を集めています。必要に応じて開閉できる扇子型で、おしゃれさと機能性を併せ持つ感染対策に。


話題のきっかけとなったのは、keito2号機(@HsgcK2)さんのツイート。心斎橋OPA地下2階にあるフードコートの席間が、約270度まで開く扇子状の仕掛けで仕切られている様子を投稿したものでした。見た目も華やかなうえ、仲間内で座るときなどに折りたたむこともできていい感じ。
この仕切りは、内装設計会社「船場(せんば)」が、飲食店などの飛沫感染対策用に開発した「和扇」。テーブルの下まで開いて座席までカバーできるほか、印刷次第で店舗の演出やイベント告知に役立てられるといった特長を備えています。開閉時の接触感染が心配との声もありますが、消毒液に耐性があるので対策はできそう。

和扇は新型コロナウィルス感染症対策支援プロジェクト「SEMBA Innovation w/Corona(SIwCo)」から生まれた、同社初のプロダクト作品の一つ。8月にはJR東京駅「グランスタ東京」内の飲食店でも試験導入されています。ねとらぼ編集部は船場を取材し、詳細を聞きました。
―― 開発の経緯をお聞かせください
船場 当社は店舗内装の設計会社ですが、このコロナ禍で売り上げに苦しむ飲食店舗様に何かお役にたつことができないかを考えて企画しました。また、機能だけの飛沫防止策ではなく、店舗空間になじむデザインということで制作しております。
―― 試験導入した際の利用者の反応はいかがでしたか
船場 お1人でご利用されるお客様、特に女性のお客様からは、衛生面以外にも「パーソナルスペースが守られ、周囲を気にすることなく食事できる」とおほめのお言葉をいただいていると、導入施設である心斎橋OPA様より伺っています。
―― 設置場所は今後増える予定ですか
船場 その予定です。他の施設からも複数問い合わせがあり、全国の当社営業所に試作品を設置し拡散しています。随時場所に合ったデザインで対応する予定です。
SIwCoでは和扇とともに、のれん型のパーティション「ディスタンスのれん」も選出。こちらも仙台市内の飲食店「うどん酒場 七右衛門」などに設置され、好評を博しているとのことです。


協力・画像提供:keito2号機(@HsgcK2)さん/船場
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